“令”食LIFEを提案 ギョーザワールド拡大へ 味の素冷凍食品

ギョーザワールド 味の素冷凍食品

味の素冷凍食品は今春、「ギョーザから始める“令”食LIFE」を提案する。「万人受けの定番品だけでは満たされないニーズが顕在化している」(同社)という環境変化に対応し、「プチエンタメ」「家族団らん」「健康志向」「簡単便利」をキーワードに、それぞれのニーズに合った商品を展開することで、冷凍餃子のさらなる間口・奥行の拡大を目指す。

同社の「ギョーザ」は今年、発売50周年という節目の年を迎えた。18年連続冷凍食品売上№1という同商品は、「永久改良」を続けることでロングセラーブランドとしての地位を確立しているが、コロナ禍の中、ニーズの多様化が加速。「もっといろいろな場面で(冷凍餃子を)食べてもらいたい」という願いも込め、製品ラインアップを拡充する。

今春の新製品(既報)は、2月6日に全国発売する「黒胡椒にんにく餃子」と「シャキシャキやさい餃子」(各12個入り、276g)

「黒胡椒にんにく餃子」は、同社独自の調味技術とレシピ設計技術で、「ビールにとことん合う」餃子として開発した。「ビールに合う」という味覚条件を追求するため、辛みや塩味が効いてパンチのある味を黒胡椒とにんにくで再現するとともに、豚肉を中心とする肉の旨みにより、油感しっかりした味に仕上げた。ビール飲用者を対象とした購入意向調査では、ビール好きの93%が「買いたい」と評価したビール党向け商品。

「シャキシャキやさい餃子」は和風メニューにも合わせやすいシャキシャキ野菜がおいしい餃子。シャキシャキ食感の野菜(野沢菜、大根、キャベツ)にこだわるとともに、さらっとした油がおいしいブランド豚で、野菜のおいしさを引き立てる南国麦豚を使用。野沢菜は信州・長野産を中心に使用。大根は季節に合わせ旬の産地から調達、キャベツはシャキシャキ食感を楽しめるよう10㎜サイズの大きめカットにこだわった。餃子の材料と言えばにんにく、ニラが思い浮かぶが、同社は今回、野菜本来の甘み、旨みを生かすため、香りの強いにんにく、ニラを使わず野菜中心でヘルシーでありつつも、ふんわり生姜が香る、昆布だしが効いた飽きのこない味わいに仕上げたのが特長だ。

定番「ギョーザ」を軸に、「黒胡椒にんにく餃子」でプチエンタメ感を演出、「シャキシャキやさい餃子」でコロナ禍の中、拡大する健康志向に対応するとともに、家族団らんシーンに向け、小麦アレルギー対応「米粉でつくったギョーザ」をリニューアル。また簡単簡便ニーズに向けては、電子レンジで3分温めるだけで焼きたての餃子が味わえる「レンジで焼ギョーザ」、油・水なしで調理できるようリニューアルした「黒豚大餃子」を投入し、冷凍餃子ワールドを拡大する。

2020年度の冷凍餃子市場規模は約600億円とされるが、年間購入率(20年度)43%、購入者当たりのカテゴリー購入数は平均で年間6個にとどまっている。食シーン提案型商品を続々投入することで、食卓出現頻度をさらに高める考えだ。