日本惣菜協会「コロナ禍を飛躍のチャンスに」 賀詞交歓会で平井会長

日本惣菜協会は1月26日、都内で賀詞交歓会を開催し、会員ら約340人が出席した。

年頭のあいさつで登壇した平井浩一郎会長は「昨年の賀詞交歓会は、残念ながら新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になった。本年の開催も非常に悩んだ。現状に鑑みると中止して当然という意見が大半だろう。しかし当協会としては、多くの準備や苦労をしてでもリアル開催したかった。久しぶりに会員同士が直接情報交換し、胸襟を開いて親睦を深めたいという強い思いがあった」と通常形式の開催に至った経緯を述べた。

さらに「われわれはコロナ禍で非常に厳しい経験をした。その一方で企業としての体質改善が進み、日常の仕事が合理化されることで進化することもできた。大変な思いをしたと同時に、貴重な経験ができたと感じる。コロナの影響に対して塞ぎ込むのではなく、明るく前向きにとらえ、『災い転じて福となす』というように積極的な姿勢で臨みたいと思う。ここにお集まりの皆さんも、コロナを飛躍のチャンスとしていただけるよう願っている」と述べた。

正会員18社、賛助会員13社が新規入会した(日本惣菜協会 賀詞交歓会)
正会員18社、賛助会員13社が新規入会した(日本惣菜協会 賀詞交歓会)

新入会員紹介で、代表してあいさつしたフジッコNEWデリカの籠谷一徳社長は「厳しい環境は続くが、既存の会員企業とわれわれ新入会員企業が切磋琢磨して『共創』する必要がある。力を合わせて難局を乗り越えていきたい」と抱負を語った。

業界を代表して登壇した伊藤忠食品の岡本均社長は「惣菜管理士資格試験が30年目を迎える。バブル崩壊以降、消費が低迷する中で人々の行動やシーン、働き方などが大きく変貌した。単身世帯も増えており、調理にかける時間も短縮化が進んだ。この暮らしぶりの変化を支えたのが惣菜。人々のライフスタイル、食生活の変わり目のタイミングで資格試験がスタートしたのは、決して偶然ではないと思う。時代の要請だったのではないか」と私見を述べた。

賀詞交歓会に先立って行われたセミナーでは、同協会が推進する惣菜製造のAI・ロボット化事業の推進状況や、装置や制御ソフトウエアの開発、量子コンピューター技術、システムインテグレーションなどでかかわるパートナー企業の取り組み事例などが報告された。