大阪万博で「食博」開催へ 大阪外食産業協会が重点方針

大阪外食産業協会(ORA)は24日、大阪市北区のリーガロイヤルホテルで賀詞交歓会を2年ぶりに開催し、会員の飲食店オーナーや賛助会員の卸・メーカー、来賓の行政関係者や議員など約280人が参集した。

コロナ禍での開催に踏み切った理由について、髙橋淳会長(ワン・ダイニング社長)は「開催反対の方がいらっしゃることは十分認識している」とした上で2つ上げ「コロナ対応の一方で、会社・従業員、取引先さまを守ることが重要。中止は簡単だが、これから1年活動していく発信源に位置付ける意味を込めた。2点目は飲食業だけでなく、ホテル業界も厳しい。オミクロン株の広がりとともに、ホテルの宴会はほとんどキャンセルになった。同じ飲食業として、われわれでできることはぜひ協力していきたい」と語った。

また、今年度に掲げたORA5つの重点実施項目

①コロナへの適宜適切対応
②「食博覧会大阪」(食博)と大阪万博との連携
③外国人雇用促進
④40周年イベント推進

にも触れ、特に「25年の万博は2千800万人が来場し、2兆円の経済効果があると言われている。次の食博を万博内でパビリオンの一つとして180日間開催することを目指している」方向性を語った。

当日は、講演会に続いて懇親会を開催。髙橋会長のあいさつに続き、来賓代表あいさつは大坪正人近畿農政局長、乾杯あいさつは岡本圭司大阪市経済戦略局局長が、発声せずに杯を掲げた。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)