接客競う全国大会 接戦で受賞者追加も ファンケル

ファンケルは6日、横浜市内で直営店舗スタッフを対象とした「接客ロールプレイングコンテスト」を開催。最優秀賞には横浜関内店の小林菜津美さんが輝いた。

同コンテストは202店舗・約1千500人におよぶ直営店舗とそのスタッフの接客技術向上を目的に実施。2016年の初開催以来、6回目を数える。今回の大会はコミュニケーション力の発揮と、お客様に寄り添うパーソナルな提案がテーマ。応募者数202人から最終的にエリア大会を勝ち抜いた8人が全国大会の舞台に立った。

10分という持ち時間で、おのおのがAIによる肌診断や内外美容目的で化粧品とサプリメントの同時提案。来店客の視点を持った高い接客スキルを発揮した。予想以上の接戦が繰り広げられたため、「最優秀賞」「優秀賞」「優良賞」に加え、急遽「特別賞」が設けられた。受賞者は次の通り。

「最優秀賞」小林菜津美さん(横浜関内店)、「優秀賞」瀬戸口美希さん(名鉄百貨店)、「優良賞」小暮美嘉さん(沖縄リウボウ店)、「特別賞」吉田みゆきさん(泉北髙島屋店)。

小林さんの受賞コメント

高いコミュニケーション力を発揮した(ファンケル 接客ロールプレイングコンテスト) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
高いコミュニケーション力を発揮した(ファンケル 接客ロールプレイングコンテスト)

「夢のような賞をいただき、本当に光栄。多くの方々からの応援メッセージや、店舗での練習で多くの同僚・上司に協力していただいたことを振り返り、自分は恵まれていると実感した。ファンケル大学や研修で教わったことが日々の接客に役立ち、過去に大会に出場された方の接客が自分の接客にも生きている。これからは自分が周囲に与えていきたい」

田中淑子審査委員長(ファンケル大学学長)の講評

「出場された皆さんは本当にコミュニケーション力が高い。『一人ひとりに寄り添って』というテーマに合致した内容の接客を見せていただいた。ご自身の中でお客様と向き合うのはもちろん、周囲に波及することを願う」

島田和幸社長の総評

「この人に接客してほしいと思えるような接客で感動した。皆さん、会話力が素晴らしいし、お客様のお気持ちやお悩みを引き出す力に長けていた。昨秋から開始したAI肌分析も接客を通じて有効に利用されていることや、化粧品とサプリメントの内外提案が当たり前になっていることも理解できた。店舗スタッフは会社の看板を背負って日々接客していると、あらためて強く感じた」

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