大森屋「バリバリ職人」 成長続き16億円突破 甘い焼き芋の次は激辛焼きそば

大森屋の味付け海苔「バリバリ職人」シリーズが成長を続けている。前期は前年比217%と大きく伸長し、出荷高は16億円を突破した。

同シリーズは18年に発売し、ウェーブ製法(特許出願中)による独特の食感が受け入れられた。「驚きの1枚当たり1キロカロリー」というフレーズとともに、ヘルシーなおつまみとして味付け海苔の新たな需要を創造。「これまであまり海苔が並ぶことのなかったお酒の売場で展開できたことも大きかった」と稲野達郎社長は振り返る。

さらに、ノーベル製菓「男梅」やくらこん「塩こん部長」といった人気ブランドとのコラボ展開も奏功。昨年期間限定で発売した「焼きいも風味」は、味付け海苔の概念を打ち破るスイーツのような海苔として話題を集めた。

SNSの活用にも力を入れ、昨年のハロウィン時にツイッターでキャンペーンを実施したところ、160人だったフォロワーが1週間で1万人を突破。20~30代の主婦層を中心に拡大した。

こうした中、コラボ第3弾として今回新たに発売するのが、カップ焼そばの人気商品「ペヤング」の「激辛!やきそば味」。前回の甘い「焼きいも」から一転、“激辛”を打ち出す。

急成長している同シリーズだが全国配荷率は4割程度とみられる。「CMで認知度が高まり、新規量販店のほか景品や土産物チャネルへも導入されるようになった。だが、それでも全国的にはまだ入っていないところが多い。当社が弱いエリアでの取り組みを強化し広げていきたい」(稲野社長)と意気込む。

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