「ジョージア」から3種類のブラックコーヒーが一斉発売される理由 新技術を取り入れて気持ちやシーンで異なる味わい

 コカ・コーラシステムはコーヒーブランド「ジョージア」で3種類のブラックコーヒーを2月21日に一斉発売する。

 3種類は新商品の「ジョージア ブラック」(185ml缶)と「ジョージア ショット&ブレイク」(195mlPET)「ジョージア香るブラック」(400mlボトル缶)のリニューアル品2品。

 3品とも新たにダブルアロマ密封技術を取り入れてコーヒー豆の挽きたてと淹れたての香りを追求した上で、各飲用シーンに合わせてそれぞれ味覚設計されている。

 3種類のブラックコーヒーを一斉発売する理由について、7日発表した日本コカ・コーラの河合英栄(はなえ)マーケティング本部コーヒー事業部長は、ブラックコーヒー市場が拡大していることに加えて「コーヒー本来の味わいを楽しみたいニーズや気持ちを切り替えたいニーズなど飲用機会によって求められる味わい・容量・価格が異なると考えている」と説明する。

日本コカ・コーラの河合英栄(はなえ)マーケティング本部コーヒー事業部長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
日本コカ・コーラの河合英栄(はなえ)マーケティング本部コーヒー事業部長

 缶の「ジョージア ブラック」は、短時間で手軽に気分転換したい飲用シーンに向けて開発された。

 「1本飲み切って次の仕事に取りかかるニーズに対応し後味が残りすぎないようにした。飲み始めに感じるコーヒーのコクと一口ごとのキレを追求し飲み飽きしないおいしさを実現した」と胸を張る。

 これに近しいのが極小ペットボトルコーヒーの「ジョージア ショット&ブレイク」で、同商品は“フタができない”“飲み残しができない”といった缶コーヒーユーザーの不満点に対応。
 昨年7月に発売開始したところ「小休憩をどこでも手軽に楽しめるという価値を提供し新規飲用者の獲得に成功した」という。

 今回、この価値を高めるべくコク深い味わいを強化した。

 一方、ボトル缶の「ジョージア香るブラック」は“香りと味わいでリラックスしたい”ニーズに対応し豊かな香り高い味わいをさらに進化させ、パッケージは「スタイリッシュなイメージを強化した」。

 「エメラルドマウンテンブレンド」のイメージが強い「ジョージア」では「ブラックにおいても素晴らしい品質・おいしさを提供できるというのをテーマに掲げている」。

 そのため、コミュニケーションは、ダークローストカラーを基調に商品をカラーで表現していく。

 ブラック3品のパッケージも、8年ぶりに刷新された新ブランドキャンペーン「あなたが輝く一杯を。」に即して統一感を持たせてデザインされている。

 「“おいしいコーヒーを片手に自分自身と向き合う時間を持つことで自分の中の気持ちに気づき前に一歩踏み出すことができる”のコンセプトのもとパッケージのグラフィックを全て見直した」という。

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