クスリのアオキ 東北エリアで展開拡大 岩手のホーマス・キリンヤを吸収合併へ

クスリのアオキホールディングスは4日、子会社の「クスリのアオキ」が岩手県一関市を中心に食品スーパーを展開するホーマス・キリンヤおよびフードパワーセンター・バリューを3月1日付で吸収合併すると発表した。

ホーマス・キリンヤ(本社・岩手県一関市)は62年設立。岩手県および宮城県に食品スーパー6店舗、衣料品店2店舗を展開。フードパワーセンター・バリューは93年設立、主にホーマス・キリンヤ店舗で販売する飲食料品および日用雑貨の仕入れ業務を行う企業。ホーマス・キリンヤの21年7月期売上高は35億8千万円。フードパワーセンターは同12億2千万円。

「クスリのアオキ」はホーマス・キリンヤおよびフードパワーセンター・バリューをグループ化することで、東北エリアでのドミナント展開を拡大する。食品スーパーの持つ新鮮な食材の品ぞろえと、ドラッグストアのヘルス&ビューティーおよび日用品、処方箋を取り扱う調剤薬局を組み合わせることで、地域密着の店舗運営を強化。「クスリのアオキ」を存続会社とする吸収合併方式により今後は互いの強みを生かし、より買い物のしやすい店舗への改装計画を順次進めていく予定。

「クスリのアオキ」グループは、北信越・東北・関東・東海・関西の23府県にドラッグストア777店(うち調剤薬局併設453店舗)、専門調剤薬局6店舗、スーパーマーケット4店舗の計787店舗を展開。利便性と専門性の強化をコンセプトに食品の販売も強化しており、大型店では生鮮三品の取り扱いも広げている。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)