「減塩」テーマに料理コンテスト 不使用表示ガイドライン制定に期待 うま味調味料協会が活動報告

うま味調味料協会は、このほどオンラインでメディア報告会を開催し、今年の活動などを振り返った。

報告会に先立ち、高藤悦弘会長は「協会は設立して73年が経ち、食品業界団体の中で長い歴史を持っている。近年は減塩してもおいしく食べられる観点から、うま味調味料の果たす役割が知られており、その重要性はますます高まっている。今年は

①消費者庁の食品添加物の不使用表示に関するガイドライン検討会が開催され、来年のガイドライン制定を大きく期待している。
②6回目の郷土料理コンテストは今年も昨年とほぼ同数の応募があり、減塩・栄養・健康と地産地消という意義が年を追うごとに増している。③池田菊苗博士のうま味調味料特許の取得日に因んで7月25日を『うま味調味料の日』と命名した。メディアにも取り上げられて、認知度は着実に上がっている。

この3つが主な活動だ。今後も生活者にとって、より豊かで健康な食生活をおくるためのさまざまな活動や情報発信を心掛けていく」と語った。

広報部会の主要行事の「うま味調味料活用!郷土料理コンテスト2021」は今年で6回目を迎え、67件のエントリーがあった。審査の結果、管理栄養士ぐるもんさん(山形)の作品「芋煮」が優勝し、減塩率も48%と高かった。そのほか準優勝、うま味活用賞、SDGs賞、伝承賞、郷土愛賞を選出し、受賞作品の平均減塩率は46%だった。

協会キャラクターである「うま味くん」を活用したアイデア料理のTwitter投稿も好評だった。ホームページではうま味応援団の料理家を紹介した。

一方、技術部会は「消費者庁による食品添加物の不使用表示に関するガイドライン検討会」について報告した。今年度も6回会合を開き、消費者および事業者からのヒアリングがあり、協会からは技術部会が行った意識調査データおよび味の素社に寄せられたお客様の声を引用し、「不使用表示製品が安全性において優良と誤認を抱かせていることを示した。単なる無添加や人工、合成、化学という用語や対象が不明確な不使用表示は禁止してほしい」という意見を述べた。

その後も市場流通品の表示実態を参照しながら第9条の禁止事項に当たるかが議論され、同協会では「21年度中にガイドラインが策定される見込み」としている。