アイスこそ「クールジャパン」

最近わが家では冬場でもアイスを食べるようになった。暖房器具が進化し、家が暖かくなったことが大きい。巷では「冬アイス」という言葉も頻繁に耳にするようになった。

▼総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)によると、20年のアイスクリーム支出金額は初めて1万円を超えた。コロナの巣ごもりなどが影響、夏に限らず年間を通じて消費額が増えている。

▼海外への輸出も好調で、税関の実績では20年の輸出金額が過去最高、10年前の6.6倍になった。その中でも愛知・岐阜・三重・静岡・長野を管轄する名古屋税関では10年前に比べて約34.7倍も輸出金額が増加した。

▼輸出される地域は、全国では香港・台湾・中国などアジア向けが76.5%を占めるのに対し、名古屋税関ではアメリカ・カナダなどの北米が58.6%を占める。北米ではアイスクリームと餅を掛け合わせた商品が人気で、現地のスーパーやコンビニなどで購入できるそうだ。日本食ブームの追い風で今後も拡大が予想されるアイスこそクールジャパンとしてもっと推していくべきだ。