COP26開幕

連想ゲームならばエジプト、ピラミッド、ミイラと続くように、日本人はミイラが好きなようだ。江戸期にはミイラが高価な薬として流通しており、その存在が知られていた。国内で開催された美術展の動員数ランキングは、1965年「ツタンカーメン展」、2012年「大英博物館 古代エジプト展」がワンツーだという。

▼かくいう筆者もミイラ好き。国立科学博物館で開催されている「ミイラ展」を訪れた。今回はCTスキャンの画像解析により、ミイラの性別や年齢、持病、生活環境などを解き明かす濃厚な内容。期待以上に充実した時間を過ごせた。

▼「木乃伊取りが木乃伊になる」は「本末転倒」の意だが、世の中、価値観がますます多様化、複雑化している。衆院選の野合、流通大手のTOB、残留農薬問題しかり。「本末転倒」に見えても言及しづらいシーンが増えている。

▼地球の気候変動をめぐり経済、社会の行方を左右することになるCOP26が10月31日に開幕した。カーボンニュートラルの潮流がさらに速まるのは確か。エネルギーが高騰している現況と合わせながら注視したい。