通販食品展示商談会(上) ブランド牛や鶏肉、馬刺しなど 生産者とのネットワーク生かす

通販・宅配食品に特化した日本で唯一の展示会「通販食品展示商談会」が9月30日と10月1日の2日間、東京・有楽町の東京交通会館で開催され、多くの来場者に賑わった。当日は日本全国から自慢の商品を通販業界に提案する約130社が、前回を大きく上回る規模で出展し、初の満小間での開催となった。こだわりのご当地食品や通年ギフト、贅沢・プチ贅沢食品など550アイテム以上が勢揃いし、多くの商談が成立した。

全国的に知られている熊本の特産品の「馬刺し」。千興ファーム(熊本県上益城郡御船町)は、熊本・阿蘇に約90万坪の馬専用の自社ファームと生食専門工場を保有し、飼育から製造までの一貫体制により「鮮馬刺し」を製造している。1頭当たりに生産時間は最短で3時間という速さを誇っている。安全性は国際品質の証明であるSQFを取得し、「品質には絶対的な自信がある」と言う。「最近では包丁やまな板を使いたくないお客さんが増えており、スライス製品が人気」と同社。馬肉を使ったレトルト食品も展開している。

WAGYU JAPAN(通販食品展示商談会)
WAGYU JAPAN(通販食品展示商談会)

WAGYU(和牛)JAPAN(三重県津市栄町)は、日本全国の生産者や市場とのネットワークを活用し、高品質の和牛を低価格で販売。全国から吟味して集めた近江、神戸、飛騨牛、松坂牛などの卸・販売、精肉・カタログギフト販売・ネット販売、加工食品の製造・販売などを行っている。最近では海外輸出(台湾、ホンコン、マレーシア、ベトナム、タイ、マカオ、シンガポール等)を強化しており、東南アジアを中心に和牛輸出可能な地域全てで展開している。「商品力で勝負している」同社は、「コロナ禍でも輸出は倍以上の伸び」だと言う。

レガーロ(大阪府住之江区)は、全国の銘柄牛(神戸牛、松坂牛など20種類)のほか業務用冷凍食品や水産加工品など商品づくりのコンサルティング業務を行っている。「食の中継点」と語る同社は、商品の企画や開発、提案、パッケージデザイン、ピッキング・発送業務、PB商品製造などを展開。産直機能を持たない生産者や製造会社にも自社倉庫の活用により流通ルートの拡大にも寄与している。異なるメーカーの商品をセットすることができるため、オリジナルの企画を開発、販売することを得意としている。

米沢牛黄木(山形県米沢市)は、米沢牛の飼育から直営レストランまで展開。レストランのレシピをもとにハンバーグやすき焼き鍋、シチューなど個食用の小売商品を展開。通販やデパートギフト等でも販売している。また、鶏肉の生産販売を行う印南養鶏農業協同組合(兵庫県加古川市)は、各種鶏肉のほか高品質のチキン加工食品なども展開している。