缶コーヒーのイメージが強いUCC「真の姿を知って」 目指すは「好きなコーヒーブランドNo.1」

コーポレートメッセージを刷新

「好きなコーヒーブランドは?」の問いに「UCC」が第一想起されることを目指して、このほどUCCグループはコーポレートメッセージを「Good Coffee Smile」から「ひと粒と、世界に、愛を」に刷新した。

想起の現状について、1日に取材に応じたUCCホールディングス執行役員兼UCC上島珈琲取締役副社長の里見陵氏は「UCCは缶コーヒーのイメージが強く、われわれが手掛けている栽培・収穫・乾燥・焙煎・ブレンド・粉砕・抽出のトータルコーヒーバリューチェーンがあまり知られていない状態」と語る。

コーポレートメッセージの刷新とともに「私たちの存在意義」(パーパス)と「私たちの価値観」(バリュー)を制定して、中長期的にそれらを周知していくことでUCCの名をより知らしめていく。

特にBtoC(家庭用)を強化する。「BtoB(原料用・業務用)はグローバルでも1位に近い2位まできているため、BtoCでザ・ベストコーヒーブランド=UCCを実現したい。現状は『あなたが好きなコーヒーブランドは?』と聞かれたときに日本ですら2位にも入っていないと認識しており、3~5年のスパンで1位を目指していく」と意欲をのぞかせる。

直近の活動としては、パーパスとバリューにのっとって基盤づくりと創造に取り組む。基盤づくりではコーヒーバリューチェーンをさらに磨き、創造では「具体的にたくさんテーマを考えており、イノベーティブな商品の発売もたくさん準備している」。

大規模なコーポレートブランディング施策も予定。「われわれの取り組みを知っていただけるようなキャンペーンを考えている」という。

パーパスでは、ステークホルダーにとってUCCグループが存在する意義や目指すべき方向を明示。バリューはUCCグループ社員が共通して持つべき5つの価値観(コーヒーの価値探究・地球社会への貢献・挑戦と前進・協働と共創・倫理観と責任)を明文化した。

このうち、協働と共創では「志を共有するあらゆるステークホルダー・パートナーとの協働と共創、結束により、グループバリューの最大化を目指します」(一部抜粋)と明文化したことで「サステナビリティやさまざまな事業面でより協業・協力関係を結びやすくなることが期待できる。ブランディングに活用すればビジネスへの貢献もできると考えている」と期待を寄せる。