小売間の競争熾烈に

コロナ禍で小売業界の勢力図は様変わりしつつある。巣ごもり需要で食品から日用雑貨、衣類や家電にわたる幅広いジャンルを取り扱う総合業態が年々増加傾向にある。

▼AIやITなどの最新技術を駆使したイノベーションが急速に進化。DXによる店舗運営の検証に乗り出す企業も増えている。陳列棚の映像をAIカメラで自動検知しスタッフに品切れを知らせるシステムを使えば、最適なタイミングで商品が補充でき少人数での店舗運営が可能となる。

▼こういった流れが加速する中、消費者にとっての一番の魅力ともいえる低価格を実現すべく、ローコストオペレーションの実現が不可欠。コロナ禍ではリアル店舗では取り扱わない商品を取りそろえるオンラインショッピングが台頭。メーカーとの直取引による原価引き下げやサプライチェーンを構築する動きも現れている。

▼少子高齢化という流れに対してオーバーストア化が進み、DSやDgS、SMなど既存業態のほかにもさらなる新規参入が予想される。今後も小売業態を取り巻く環境はより熾烈さを増すだろう。