コロナ禍で用途拡大のヨーグルト 「水切り」を家庭で手軽に 明治が料理好きへ新提案

プレーンヨーグルトの代表的なブランド「明治ブルガリアヨーグルト」(明治)から新提案商品が登場する。5日から全国発売される「明治ブルガリアヨーグルト脂肪0水切り濃縮プレーン」(100g、税込151円)がそれだ。脂肪0タイプで、「水切りヨーグルトのおいしさをそのまま手軽に楽しめる!」がコンセプト。水切りが不要のため、料理や菓子作りに使いやすいのが特長で、ターゲットはずばり「料理好きの方」。

「コロナ禍で家庭内での料理や飲食機会が増えたことに伴い、『水切りヨーグルト』のWeb検索数が急上昇し、ヨーグルトを活用して料理を楽しみながら手作りしたいというニーズの高まりが見られる」(明治)という環境変化を受け商品化した。

消費者ニーズの変化に対応すべく、「明治ブルガリアヨーグルト」のブランドサイト「明治ブルガリアヨーグルト倶楽部」内に、同商品の特集サイトを開設。水切りヨーグルトを使用したレシピを約200種類紹介。朝食やデザート、その他幅広い料理に活用できる豊富なアレンジレシピを公開することで、ヨーグルトの料理用途拡大を狙う。

一般に「ギリシャヨーグルト」として認知される水切りヨーグルト。これまでメーカー各社からさまざまな商品が発売されてきたが、国内ではそもそもデザートや間食訴求型の商品が先行したことで、料理などへの活用が遅れている。

また、プレーンヨーグルトを活用した水切りヨーグルトの作り方やレシピも紹介されてきたが、プレーンから水切りヨーグルトを作るには数時間から一晩程度冷蔵庫に置く必要があり、家庭で作るには時間や手間がかかるという課題があった。

明治は今回、「明治ブルガリアヨーグルト」ブランドのプレーンをベースとする水切りヨーグルト商品を提案することで、こうした課題を解決。「食べる」に加え、「(料理などに)使う」という需要を喚起し、ヨーグルトの持つ幅広い価値を訴求していく考え。

今上期のヨーグルト市場は、前期特需の反動で前年割れとなったが、ヨーグルト4ジャンル(ハード、ソフト、ドリンク、プレーン)の中で唯一、プレーンは前年を上回った。プレーンヨーグルトは古くて新しいジャンルとされるが、今上期の伸びについては「メーンである朝食シーンだけでなく、昼食や夕食シーンで使われる機会が増えている印象だ」「小売が惣菜の素材としてプレーンヨーグルトを活用するケースも出てきており、料理素材としての認知が高まっている」(メーカー)といったように、コロナ禍のなか、プレーンヨーグルトを取り巻く環境にも変化が見られる。

明治は今春、「注げるプレーンヨーグルト」として「明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン 乳素材だけ/無添加(400g、税別190円)」を発売しているが、今回の新商品も加え、プレーンヨーグルトの用途拡大を加速させる。