三井食品 関西エリアのマザーセンター「近畿統合物流センター」稼働

三井食品は、関西エリアの新たな物流拠点として、大阪府交野市に「近畿統合物流センター」を開設した。従来の汎用型と共配型を複合したハイブリッドセンター。摂津、茨木、吹田の大阪東部の3センターを集約して、関西6拠点目として新設。9月1日から順次稼働し来年4月に本格スタートする。

年間通過額は1千200億円(イズミヤ、神戸物産などへの共配1千億円/汎用200億円)、売上高200億円を見込む。9月28日に催した内覧会にて矢沢久志取締役専務執行役員は「将来的には通過額1千500億円、売上高300~400億円を目指したい」と語った。

センター建物は、第二京阪道路まで約2㎞に立地し、大阪まで約15㎞、京都まで約20㎞と、近畿の二大消費地へのアクセスに優れている。地上5階建て、1~3階を共配・汎用統合エリア、4~5階を共配エリアとした。

最大の特徴は人手不足対策や品質向上を強化し、可能な限りの機械化とシステムを導入して、省人・省力化、完全自動オペレーションによる夜間運営、高レベルな鮮度管理を実現したことだ。「首都圏に今後開設するセンターを見据えた試金石として位置付けている」(森下康治執行役員関西支社長)。

1~3階の吹き抜けの倉庫棟には、パレット自動倉庫を設置。クレーン数12基の同社最大規模のシステムを採用することにより、空間を余すことなく効率化を進め、最大7千640パレットの保管を可能にした。

パレットから商品をピッキングするデパレタイズロボットは、事前のマスタ登録不要で商品特徴を自動学習して処理を行う。徹底した先入れ先出しにより、仮に間違って入庫されても自動的に判別する。大量出荷される商品には、パレットを面単位で崩すフェイスデパレタイズ装置を2基設置し対応した。

共配センターで夜間に受付した注文は、7~8割を機械が夜中に作業を行い、残り2~3割を人手によってピッキングする。ピッキングした商品はマルチシャトル(順立て装置)に送られ、ランダムに入庫された商品を指示された順番で整列して払い出され、作業者はバッチ、企業、店舗などを意識せずに出荷作業が可能になる。

【施設概要】
▽住所:大阪府交野市星田北8-20-1
▽敷地面積:4万2千515㎡
▽延床面積:9万29㎡
▽高さ:35.85m