吉寿屋 百貨店内にお菓子のセレクトショップ 社会課題も伝える

吉寿屋は、新ブランド「スイーツボンボンよしや」を立ち上げ、松坂屋高槻店内に10月6日新店舗をオープンする。時代の変化から、特に地方の百貨店は改革を進めなければいけないという百貨店側の思いと、今まで以上にたくさんの人々にお菓子を通じて喜んでもらいたいという吉寿屋神吉一寿社長の思いがマッチし店舗立ち上げに至った。

同店舗は「お菓子のセレクトショップ」をコンセプトに、全国の珍しいお菓子だけではなく、観光客の減少で行き場を失った全国のお土産物、割れおかきなどの販売で食品ロスの削減、福祉施設で作られたお菓子などのSDGsコーナーも設けられ、子どもからお年寄りまでお菓子を通じて社会課題に関心を持ってもらうきっかけ作りの店舗にもなっている。

ピンクを基調とした店内のSDGsコーナーには、商品のストーリーパネルも設置し、来店された人々が世代を超えて社会課題について意見交換してほしいという。福祉施設商品の場合、製造できる数量が一定ではないなどの理由で、販路獲得が難しい施設が多いという現状から、納品できる時にできるだけの量を納品してもらうシステムにした。吉寿屋は、福祉施設や困っているメーカーから「販売してほしい」という製造側からの要望も受け付けている。

神吉社長は、「お菓子を皆さんにお届けして笑顔になってもらうという今までのコンセプトは変わらないが、今回のSDGsなどのキーワードのように店舗自体も時代に合わせて変化していくべき。皆さまに愛されるブランドにしていきたい」と語った。なお、新店舗は1千500万円/月の売上を見込んでおり、新店舗の動向を見て今後拡大していく意向。