地元スーパーと野菜摂取促進 味の素九州支社「ラブベジ」プロジェクト

味の素の「ラブベジ」が全国に広がっている。

厚生労働省が掲げる「1日当たりの野菜摂取350g以上」との目標達成を応援するプロジェクト。味の素が各地の自治体や流通、生産者などと協働して地元野菜を使ったメニューなどにより野菜摂取を促す活動となる。8月31日「野菜の日」を中心にスーパー店頭で地元野菜を使ったレシピなどを配布し、野菜摂取量の向上を啓発した。

熊本県では、ゆめマート熊本と協働して「ラブベジ」フェアを展開した。おいしい野菜に恵まれた九州の特徴を生かし、熊本県民の健康づくりを推進するため、野菜料理レシピカードの配布や野菜売場ショーケースへの啓発POP掲示などを行った。

長崎県では、長崎県庁、県庁食堂「シェ・デジマ」と協働し、「コロコロ野菜のドライカレー」を考案し、県庁食堂のほか5か所で提供した。同支社によると「長崎県民の野菜摂取量は、成人1日当たり約250g。約100gの野菜が不足している」ことから、「コロコロ野菜ドライカレー」など多彩な野菜メニューを通して、継続的に野菜摂取量の向上を啓発した。

一方、山口県では「元気っちゃ!やまぐち1ベジライフ」活動に賛同。「やまぐち健康応援団」企業である丸喜と協働し、9月6日までフェアを開催した。山口県民の野菜の1日の摂取量は、成人男性270g、成人女性248gと男女ともに全国40位と低位にある。そこで野菜売場や調味料売場で、山口県制作の「やまぐち1ベジライフ」ののぼりやメッセージボードの掲出、野菜料理レシピカードの配布などを通して啓発活動を行った。