「ホッピー」お酒を割らない直飲みにも広がり 低カロリー・低糖質・プリン体ゼロの健康価値とビアテイストが強み 炭酸水よりも高い嗜好性に商機

健康志向の高まりを受けて焼酎割り飲料として知られる「ホッピー」。割り材需要とともに、焼酎を割らずにそのままグラスやジョッキにホッピーを注いで飲む「ジャストスタイル」が広がりを見せている。

「ホッピー」は低カロリー・低糖質・プリン体ゼロを価値としたアルコール度数約0.8%の麦芽発酵飲料。「ホッピー」「黒ホッピー」の業務用製品(業務用リターナブルボトル)と「ホッピー330」「ホッピーブラック」「55ホッピー」の家庭用製品(家庭用リサイクルボトル)をラインアップしている。ホッピービバレッジによると、業務用・家庭用の両方でジャストスタイルの拡大傾向が見られるという。

「ホッピー」は焼酎・ジョッキとともに3つを冷やして飲む「3冷」が基本の飲用スタイルだが、「ホッピー」「黒ホッピー」を混ぜたハーフ&ハーフやカクテルレシピなど飲まれ方は多彩で、割る酒の量をその日の気分や体調、好みの味に合わせられる自由さが支持を集めている。

焼酎などを割らないジャストスタイルも多様化の一つで、「冷やしてそのまま飲んでビアテイスト清涼飲料水としても楽しむことができる」(ホッピービバレッジ)という。

この点、コロナ禍で在宅時間が増加する中、健康志向と家飲み需要の高まりが追い風になりそうだ。

例えばアルコールを控える休肝日には、炭酸水よりもビアテイストによる高い嗜好性と、健康志向に合致した低カロリー・低糖質・プリン体ゼロという身体へのやさしさの両面で深耕余地がある。

品質は、独自技術とドイツの最新技術の融合により毎年磨きがかけられているという。

「ホッピー」は、ビールは高嶺の花で庶民は手が出せず、また酒というと粗悪なアルコールしかなかった戦後間もない1948年7月15日に誕生。「本物のホップを使った本物のノンビア」との意味をこめて「ホッピー」と命名された。

家庭用「ホッピー」にあるQRコード。「発幸プロジェクト」レシピサイトに誘導する
家庭用「ホッピー」にあるQRコード。「発幸プロジェクト」レシピサイトに誘導する

現在、酵母の力によって醸し出される発酵飲料であることから、この発酵と「幸せ」を掛けて「発幸プロジェクト」を展開している。

「発幸プロジェクト」のレシピサイトを開設し、家庭用製品に記載しているQRコードから誘導を図っている。

同サイトでは、管理栄養士の大柳珠美氏が考案し、心療内科医・医学博士の姫野友美氏が監修した発幸クッキングレシピやプロの味を再現した発幸カクテルレシピを紹介し、現在、毎週木曜日に更新されている。