スーパー おうち需要に“疲れ” 生活催事への反応トーンダウン 「フォローの風が微風に」マルエツ古瀬社長

マルエツの古瀬良多社長は10日、新店のオープンで囲み取材に応じ直近の顧客動向について「おうち時間の提案をいろいろ行ってきたが、ここにきて“疲れ”が見え、おうち時間自体がマンネリ化している感じがする」と語る。

古瀬社長がそう感じる事象として、生活催事への来店客の反応がトーンダウンしている点を挙げる。

「昨年は生活催事をポンと展開すると大きな反響があったが、今年は丑の日が比較的おとなしめになってきた。生活催事に頼るのではなく、やはり独特の提案を続けていくことが大事だと感じている」と述べる。

コロナ禍の外出自粛で昨年から吹いていた家庭内需要への追い風についても「フォローの風が微風になった」との見方を示す。

環境が刻々と変化する中、マルエツは好立地にある既存店のリニューアルとデリカテッセンの充実などに取り組む。

「マルエツ 一之江駅前店」のピザ売場
「マルエツ 一之江駅前店」のピザ売場

既存店のリニューアルについては「非常に立地の良いところにたくさん店舗があるが、スタートが遅かったために老朽化し競争に負けてきた経緯がある。かつての繁盛店を再生できないのかということを上期(2月期)にチャレンジし大成功した。下期は、立地の良いところから優先的に老朽化した店舗の活性化を中心に取り組んでいく」と意欲をのぞかせる。

デリカテッセンはピザなどを強化。この日オープンした301店舗目の「マルエツ一之江駅前店」でもピザ売場を展開。「ピザは年末にかけて展開を急ぎたい。特にデザート系のピザを新しく4種類アソートしている。これをマルエツの年末にかけてのデリカの一つの核商品として展開していきたい」という。