配車業務をデジタル化「ハコベルコネクト」 物流DXを強力支援

ライフドリンクカンパニーの導入事例

飲料メーカーのライフドリンクカンパニー(=LDC、本社・大阪市)では、主にPETボトル入りのミネラルウォーターや茶系飲料の製造・販売を手掛けている。ここ数年で生産能力を大きく増強し、現在は年間4億本ペースで出荷。今後も躍進を狙う急成長企業だ。

昨年からは新型コロナウイルスの影響でリモートワークの必要性が高まったのを背景に、社内のDX(デジタルトランスフォーメーション)を急速に進めている。

物流改革に向けて同社が導入したのは、ラクスルが運営する「ハコベルコネクト」である。

「配車担当者がリモートワークできるよう、配車業務をデジタル化しようという改善プロジェクトの発足が導入のきっかけ」と語るのは、LDCで生産本部と営業本部をつなぐSCM本部を統括する橋本知久氏。

好調な業績をさらに伸ばすには、スムーズな配車管理がより重要となる。「FAXで行ってきた受発注のペーパーレス化を進め、電話で対応してきた進行状況確認や問い合わせ対応をオンライン化したい。ただ運送会社とのやり取りは電話とFAXがメーンとなっていたため、その業務のDXが必要だった」(橋本氏)。

ドライバー出身で業界を知り尽くす自社のベテラン配車マンとともに検討を進めた結果、ハコベルコネクトに行き着いたと話す。

このシステムでは、荷主と全国の運送会社をつなぎ、アプリケーション上で車両を管理。配車・請求管理と、ハコベルの配車センターへ配車依頼が行える。配車のデジタル化による業務自動化・情報一元化を図ることでリアルタイムに必要な情報を把握でき、物流コストを最適化できるのが大きなメリットだ。

導入の決め手は?「まずは、そのスピード感。こちらの要望に対して、常に迅速に対応していただいている。また定量的な分析を重要視するなど、同じ視座で話をできることも良いと感じた。私自身、コンサルティング会社の出身なので、何事においてもデータを取りたいと考える」と橋本氏は説明する。

これまで自社で経験を蓄積してきた配車マンたちが、違和感なく使いこなせるシステムだったことも大きいという。

「お値ごろな価格で高品質な商品を届け続けるためには、物流費を低コストに保つことは絶対に避けては通れない課題。管理システムのDXによって無駄を省くだけでなく、他社とは違う仕組みを用いた自社工場倉庫も建築し、新たな物流サイクルをデザインしていきたい」(同氏)。

常に変革を続ける会社であることを目指す同社では現在、受注やパレット、商品在庫管理のDXプロジェクトなども進めている。変革の重要な一環として導入したハコベルネクストを武器に、成長をさらに加速させる構えだ。