海上コンテナ輸送が需給逼迫 原料ワイン輸入に影響 メルシャンは一部商品で休売も

メルシャンは1日、ワイン「フランジア」10品を9月上旬から段階的に一時休売すると発表した。

世界的な国際海上コンテナ輸送の需給逼迫を受けた措置となる。

海上コンテナは、新型コロナウイルス感染症拡大による世界的なロックダウンなどの影響を受けた港湾閉鎖などで需給が逼迫。コンテナの確保が難しくなっており、到着遅延だけでなく、輸送自体ができなくなっている例もある。

コンテナ供給が減少しているところに、欧米諸国でコロナ規制が緩和されて需要は増大。さらに、4月のスエズ運河座礁事故や原油相場上昇の影響もあって、21年上期のコンテナ相場は19年下期に比べて3~6倍程度に上昇しており、「影響は大きい」(輸出支援企業)という。

メルシャンでも、北米港湾からの原料用ワインの輸入が滞っており、「フランジア」を9月上旬から段階的に休売することにした。販売再開時期は未定。

回復の見通しについては、早くても今年12月頃、遅ければ来年の5月頃とされ、「情勢を注視したい」(酒造メーカー)といった声も多い。