11月から油脂値上げ コスト環境「極めて厳しい」 日清オイリオグループ

日清オイリオグループは11月1日納入分から、食用油の価格改定を実施する。昨年後半から食用油の主原料である大豆、菜種、パーム油の急激なコスト上昇に伴い、4月から3度にわたり、あわせて100円/㎏以上の価格改定を発表しているが、その後も原料コストの上昇が続いており、11月から期中4度目となる油脂値上げを要請する。上げ幅は家庭用・業務用・加工用バルク30円/㎏以上、業務用斗缶は1缶当たり500円以上。

大豆、菜種、パーム油の主要原料相場は8月以降も高値上昇が続いている。世界的な脱炭素化の動きが加速する中で、バイオ燃料需要の増加や、コロナ禍の停滞を脱して経済活動を再開した中国の輸入需要の増加などにより、米国産大豆および菜種、パーム油の需給がひっ迫した状況が続く中で、大豆・菜種の主要産地である北米地域の乾燥による生産量の減少見通しを背景に原料コストがさらに上昇し、製油メーカーのコスト環境は厳しい状況にある。

同社では「これまでの価格改定の水準では原料コスト上昇分をすべて吸収することは極めて困難な状況になっており、さらなる価格改定を実施する」と説明した。