キーコーヒー 環境に配慮の包材など積極導入 コロナ禍で生活者の意識や行動に変化

キーコーヒーは、環境に配慮した資材をコーヒーカテゴリー横断で積極的に導入していく。

インスタントコーヒーでは、「インスタントコーヒー スペシャルブレンド」と「同 深煎り」の2品(90g瓶)と、その詰め替え用袋(70g)の合計4品を環境に配慮した資材へ一部変更し、1日から発売する。

90g瓶のラベルはデザイン刷新に伴い、植物油を含んだ印刷インキを使用。詰め替え用袋には生物由来の資源を使用し、バイオマス成分が10%以上15%未満を表すマークを表示する。

環境配慮資材の導入の背景には、コロナ禍の生活者のマインド変化や行動変容がある。

本吉眞紀R&Dグループ設計第二チームリーダーは、外部の調査データを引き「コロナ禍で『地球環境や社会問題は決して他人ごとではないと感じる』との回答が増加し、環境配慮型商品への意識向上やリサイクル市場の活性化、生活者リテラシーの向上がマインド変化として挙げられる」と説明する。

本吉眞紀氏(キーコーヒー)
本吉眞紀氏(キーコーヒー)

コロナ感染拡大防止の観点から、スーパー・量販店などで店内滞在時間が減少し、商品ブランドへの信頼感を商品購入の判断にしている傾向にも着目して4品のデザインも刷新。キーコーヒーのロゴを大きくデザインして店頭棚での視認性を向上させた。

なお、「深煎り」は中味も刷新。「より深煎りらしさを強調するため、苦みと苦みの余韻が強く残るような中味へとリニューアルした」。

レギュラーコーヒーは20年9月に一部商品の包材を環境配慮型へ変更した。具体的には「プレミアムステージ」の豆商品と有機商品の包材に植物由来原料を一部使用し、豆商品のパッケージフィルムを4層から3層構造に変更。「グランドテイスト」は、パッケージの一部に再生プラスチックを使用開始した。

今回は家庭用市場の主力商品であるバキュームパック(VP=真空包装)の賞味期間を12か月から18か月に延長する。

デザインも刷新。キーコーヒーのロゴを大きくデザインして店頭棚での視認性を向上させた。「インスタントコーヒー スペシャルブレンド」と「同 深煎り」の詰め替え用袋
デザインも刷新。キーコーヒーのロゴを大きくデザインして店頭棚での視認性を向上させた。「インスタントコーヒー スペシャルブレンド」と「同 深煎り」の詰め替え用袋

VP商品は、充填時に袋内部を真空に近い状態で密封しているほか、コーヒーを劣化させる原因となる酸素や光を通さないアルミ箔を使用した4層構造の包材を採用し、高いバリア性があり品質劣化が進みにくいのが大きな特徴となっている。

今回、同社内で保管試験を実施した結果、賞味期間を延長しても品質や味わいを保証できることが確認されたため6か月の延長を実施することにした。

一杯抽出型レギュラーコーヒーの「ドリップオン」では、コンビニ専用の「ドリップオン バラエティパック」の箱の封緘(ふうかん)に使用していたプラスチック製シールを廃止するとともに、大袋外装素材を見直しプラスチック使用量を削減する。

なお、コンビニ専用についてはロック式封緘に変更することで、安全性を保ちながら年間約50万枚のシール(190㎏)のプラスチック使用量を削減し、大袋外装素材の見直しではプラスチック使用量約7t、CO2排出量約19tの削減を見込む。