“甘口”の袋惣菜が人気 おやつや料理素材にも

さつまいもなど、甘口の素材を使った袋惣菜が支持を集めている。昨今、おやつや弁当に利用される機会が増え安定的に成長していたところに、コロナ禍での在宅時間長期化を背景に、間食や料理の素材としての需要が増した。

「ひとくちサイズのさつまいも」などを『甘煮シリーズ』として展開するマルヤナギ小倉屋。同シリーズのPI金額をみると、20年は6年前に比べ約3倍、今年はそこからさらに2倍を上回るペースで伸長している。

今年2月には、期間限定の販売だった「おさつ塩バター」を通年商材とした。「おやつニーズがさらに強まり、上乗せとなった」(柳本一郎社長)。従来はスポットで扱っていた店が、同シリーズの商品を定番化するケースも増えている。

フジッコでも袋惣菜『おかず畑』シリーズの「さつまいも甘煮」「かぼちゃ煮」といった、甘口の食材を使った商品が好調だ。袋惣菜全般はコロナ禍で家庭内需要が増えたものの、弁当として利用される機会が減ったため横ばいだったが、この2品は突出して伸びている。

フジッコ「おいもさん」
フジッコ「おいもさん」

「家庭で食事する機会が増え、おかずだけでなくおやつとして食べられたり手作りパンやケーキの材料として使われたりする場面が増えた」(おかず事業部・徳永憲彦部長)。

同社もこの春、おやつ需要を狙った「おいもさん」を発売。キャラクターを描いたパッケージ、低カロリーといった点がメーンターゲットの女性をとらえている。

徳永部長は「惣菜だけでなく冷食の大学芋なども伸びており、さつまいも関連の商材は全般的に好調と思われる。間食需要は間違いなく増えている」と説明する。

これから本番の秋を迎え、市場のさらなる活性化が期待される。