アイス 前線停滞で急ブレーキ 毎日2〜3%減の連続

アイス市場は13日からの1週間で急ブレーキがかかり、今月の着地は二ケタ減も覚悟しなければならない状況となった。

8月は好調なスタートだった。連日のように33~34度Cの日が続き、3年ぶりに夏空が戻った7月から快調なペースで推移していたため、氷系の人気アイスの中には12日頃に出荷制限の準備を始めたものがあるほどだった。しかし13日から一転、前線が1週間ほど日本列島に張り付き、梅雨末期を思わせるような大雨が九州・中国地方を直撃、関東以西でも長雨となり、15日には最高気温が東京で20・2度Cということになった。

昨年の同期間は猛暑日か猛暑日一歩手前の気温が連日続いていたため、今年の13日からは前年同日の数字を毎日2~3ポイントずつ落としていったメーカーもあった。12日までの市況は5%増程度で推移していたが、今週初めには15%減まで落ちてしまい、アイス業界には敗戦ムードが漂っている。

昨年は8月最後の1週間が猛暑日に近い日が続いたため、これからの劇的な回復は望めそうもない。気候変動の影響にアイス市場は直撃されている。