成長に期待 健康長寿ビジネス

人類の寿命は年々延び続けている。医療技術の飛躍的な発展に伴い「不治の病」とされていた病気が「治せる病気」に変わった点が大きい。2100年には世界人口のおよそ4分の1が65歳以上となると予測されている。

▼新型コロナウイルス禍の影響による外出自粛などで身体の不調を訴える声も多い。肥満や糖尿病、血液疾患などを引き起こす生活習慣病は右肩上がりで増加している。これらの疾患は命の危険につながる重病を引き起こすリスクが高い。

▼コロナ禍で人々の健康志向はこれまでになく高まりをみせている。特にシニア世代でこの傾向が如実に現れている。実際に「死」を意識する局面に接することで、これまで以上に「長生きしたい」という願望が強く掻き立てられるのだろう。

▼こういった中、今後も成長が期待されるのが「健康長寿ビジネス」だ。食品関連でもコロナ対応に欠かせない生命力を高める商品の開発競争が進んでいる。「禍福は糾える縄の如し」という諺にもあるように、禍(コロナ禍)が収束した先に福(人類の発展)が訪れることを期待したい。