店内の大画面で広告展開へ ファミマと伊藤忠が新会社

ファミリーマートと伊藤忠商事は、店頭に設置する(電子看板)を活用したメディア事業の展開に向けて新会社を設立する。

ファミマでは昨年9月から店舗にデジタルサイネージを設置し、実証実験を開始。期待する効果を確認できたことから、新会社を設立し本格的な事業展開に乗り出す。

リアルとデジタルの垣根を超えたマーケティング施策の重要性が高まっている。米国では大手小売業者がデジタルサイネージなどの店頭メディアを活用した広告事業を立ち上げ、収益多角化を実現。国内でも消費者のメディア利用形態が多様化する中で、屋外広告や交通広告などデジタルサイネージを用いた効果的なマーケティング手法が増加中だ。

今後、全国のファミマ店内に複数台の大画面デジタルサイネージを設置。旬なエンタメ情報や、アート、ニュース、地域情報などの映像コンテンツを配信する。購買を促進する効果だけでなく、特殊詐欺防止を促すコンテンツなども配信することで地域貢献にも取り組む考え。

加えて、エリア別や時間帯別のターゲティング配信や、サイネージの視認率や店頭での購買などの広告効果の可視化、昨年10月に設立したデータ・ワンの持つ購買データを活用したデジタル広告サービスとの連携をすることで、より高度な広告サービスをクライアント企業に提供する。

第1弾として、来春までに3千店舗へサイネージを導入。月間延べ8千200万人以上と接触可能なメディアを構築する計画だ。また3年以内をめどに、設置可能な全店舗への導入を目指してファミマ店舗に来店する顧客に今までにない店舗体験の提供を目指す。