新需要創造へ 進化する冷凍食品 「ごっつ旨い」でエコ対応推進も テーブルマーク

テーブルマークは今秋に家庭用冷凍食品の新商品10品・刷新品12品、家庭用常温品の新商品1品・刷新品3品、業務用冷凍食品の新商品10品・刷新品8品を発売する。

消費者意識に大きな影響を与えたコロナ禍では、外食の代替として家庭用冷食が大きく伸長。特に休日や平日の昼食作りが面倒といった課題が冷食を押し上げた。これを受け今秋は、冷食の進化による新たな需要創造を目指し、家庭用では「簡便・一食完結」や「料理素材としての汎用性」という提供価値向上や訴求を継続。業務用では好調な中食ニーズ、提供環境の変化に対応が必要なユーザーのニーズや事情へ基幹商品群で価値を提供するといった戦略で挑む。

家庭用の冷凍具付麺(汁なし)市場は巣ごもり需要で拡大。春夏だけでなく、通年型の商品へ成長したという。この市場に対して、40~60代女性を狙う「お皿がいらない」シリーズからもちもち食感のラーメンを組み合わせた「麻婆まぜそば」を投入。既存の「ジャージャー麺」「汁なし担々麺」も刷新。調理に時間をかけたくない消費者に向け、シリーズ展開で買い回り需要の獲得を目指す。

「麻婆まぜそば」(テーブルマーク)
「麻婆まぜそば」(テーブルマーク)

同様に拡大する具付き麺(汁あり)市場に向けては、「鍋うどん」シリーズを展開。家庭で簡単に食べられるシリーズで買い回り需要を狙う。花咲衣えび天ぷらが特長の「鍋焼きえび天うどん」、人気フレーバーの「ごま豆乳鍋うどん」と「塩ちゃんこ鍋うどん」の3品を揃えた。

堅調に伸び続け、昨年は7%増と推定される冷凍そば市場に対しては、プリッとおいしい「えび天ぷら」を加えた「石臼挽き海老天そば」を用意。鍋・レンジ調理のいずれにも対応している。

米飯では、余らない個食タイプで、これだけで食事が成立する味付けと量目とし、袋のまま調理できる簡便性を備えるといった価値で勝負する。厚みのある豚カルビとにんにくを効かせた濃厚な「炙り豚カルビめし」やオリジナル炒飯「ホルモン炒飯」を新たに揃えた。「ビーフガーリックライス」「あさりごはん」は刷新。10月には「焼きめし」の増量キャンペーンを実施する。

「若鶏のから揚げ 油淋鶏仕立て」(テーブルマーク)
「若鶏のから揚げ 油淋鶏仕立て」(テーブルマーク)

中長期的に伸長すると見込まれる総菜では、から揚げの利用が増えた男性のワーキングシングル向けにトレイ入りの1食食べ切り型となる「若鶏のから揚げ 油淋鶏仕立て」を発売。袋のままレンジ調理の簡便さを持ち、ネギや生姜、ごま油の風味が効いた特製香味だれを用い、食欲をそそるという。ヘルシーな「いまどき和膳ひじきと野菜の豆腐揚げ」も投入する。

また、好評の「ごっつ旨いお好み焼」シリーズでは内装フィルムを廃止し、調理間違いの防止、SDGsへの取り組みを強化。より簡単な調理を目指すとともに、年間約34tのプラスチック原料、約160tのCO2を削減する。

玉うどん(素材麺)では、「さぬきうどん5食」のパッケージを刷新。秋冬向けのアレンジメニューを掲載して購買意欲を高める。

家庭用常温品の「パックごはん」はパッケージを刷新し、「テーブルマークはパックごはん 市場シェア№1」を追記。また、お茶碗1杯分(1食)で8食入りの「ふっくらつや炊き(分割)8食」を発売する。

業務用冷食では、デリカ向けコロッケと米飯、焼成パン、デザートで新商品を投入。50代女性が夕食で利用することを想定して4月に投入した「完熟トマトとチーズソースの包み揚げ」「たんまりブロッコリーフライ」の販促に注力。「北海道産チーズを使ったとろ~りチーズソースのかぼちゃ包み揚げ」を刷新。彩りや味わいに加え、健康も訴求し、10~11月に販促をかける。

焼成パンでは、本格感・特別感のある外観や食感を備えた「ブール(湯種仕込)」「プレッツェルバンズ」を外食向けに用意。デリカにはレンジ後も硬くなりにくい「ミニホットビスケット」を提供する。

デリカ向け米飯では、昼食・夕食向けに外食品位の味を持った「ジャンバラヤ」を6月に発売。「ガーリックライス」「ごっつー使えるバターライス」は刷新。デザートには、フタ付きでビュッフェでも衛生的な「フタ付きデザートティラミス」「同ショートケーキ」を揃え、高齢者福祉施設向けには少人数、小スペースに対応した「シャリシャリスティックシュー(グレーズ)」などを6月に発売している。