高まる内食需要に「プチッと鍋」 個食鍋No.1ブランドの育成注力 エバラ食品

エバラ食品工業は2021年度下期の鍋物調味料の取り組みとして「プチッと鍋」「なべしゃぶ」「すき焼のたれ」のプロモーション展開に力を注ぐ。

同社によると、特に「プチッと鍋」は20年度に個食鍋売上ナンバーワンの地位を獲得。21年度も商品ラインアップの拡充、プロモーションの展開を通じ、売上ナンバーワンブランドとしての「プチッと鍋」の育成と強化を図る。オンラインで開いた秋冬新商品説明会で明らかにした。

同社は下期の見通しについて「内食需要は堅調に推移し、経済性、栄養価に優れた鍋料理は需要が高まる」(御厨貴志商品開発部長)と指摘。鍋物調味料について「盛り上がるであろう鍋需要を確実にキャッチアップするための仕掛けづくり」(同)に取り組む考えを示した。

「プチッと鍋」については、新商品「スープカレー鍋」を含む全10アイテムを展開。基幹アイテムの「寄せ鍋」「キムチ鍋」「ちゃんこ鍋」「担々ごま鍋」の売上げを安定させながら、ブランドの育成・強化を図る。戦略アイテムの一つ「あさりとホタテの旨塩鍋」は、鍋需要の立ち上がり期に大阪・中四国エリア限定で増量タイプを発売。早期のトライアルを確保しながら、全国でTVCMを投下する。

「スープカレー鍋」は、コクがありながらもすっきり爽やかでスパイシーな味わいで、「人気観光地(札幌)の味わいをご当地鍋として家庭で手軽に楽しめる」(渡邊哲也商品開発部商品開発三課長)ことが特徴。野菜をたくさん食べられる鍋で元気をサポート。「プチッと鍋」全体として個性豊かなバリエーション献立をサポートする。

ブランド全体として、エリアごとのご当地鍋を訴求。CMでは「1プチッと1人前、3プチッと3人前」のメッセージを引き続き発信し、人数に合わせてフレキシブルに活用できることを訴求する。エリアに特化したCMの投下を含むエリア別プロモーションの展開、需要期以外のスープの訴求も推進する。

「なべしゃぶ」についても、TVCMを投下。「かんたん、うまい、ただそれだけ。」というメッセージを引き続き訴求する。旬の素材を使ったレシピをホームページで紹介。小袋試供品などを使った店頭展開にも取り組む。

「すき焼のたれ」については、年末年始の売上げを創出するため、「ホットプレートすき焼」を訴求。また、平日利用の促進、若年層へのアプローチ強化も図る。フライパンを使った「お手軽すき焼」や「さっと煮」などを提案する。

肉まわり調味料の取り組みとして、焼肉のたれ「黄金の味」のプロモーションを継続展開する。ホットプレートを使った「おうち焼肉」を継続訴求。11月29日の「いい肉の日」や年末年始の売上げ創出も図る。新しい取り組みとして、汎用メニューも提案。特に「名もなき炒めもの」を訴求する。

この秋に「プチッとステーキ」のラインアップを強化。「和風おろし醤油味」を新発売し、既存2品のパッケージをリニューアルした。また、従来品を刷新した「牛丼の素」と「豚丼のたれ」を新発売した。「プチッとステーキ」と丼の素の提案にも取り組む。