トライアルムスブ宮若プロジェクト 産官学連携のまちづくり リテールDX推進の拠点に

トライアルHDは7月29日、福岡県宮若市および九州大学との産官学協働で推進する、リテールDXを軸にしたまちづくり「リモートワークタウン ムスブ宮若」プロジェクトを本格始動したと発表した。同社と宮若市は昨年9月に当開設などに関する連携協定を締結した。宮若市の小中学校の跡地をAI機器のデバイス開発拠点として活用するなど同市が制度面でバックアップし、九州大学が先端技術を駆使してイノベーションを創出する。

今回、ムスブ宮若ではトライアルグループが提供するスマートショッピングカートをはじめとしたデバイス開発センター「トライアルIoTラボ」および、トライアルのIT技術者と取引先のAIエンジニアが共同でリテールAIの開発を手掛ける「ムスブAI」を開設する。

そのほかにも「スーパーセンタートライアル宮若店(仮称)」の出店を予定している。店内に設置したAIカメラによるデータを有効活用したスマート型店舗を実践すべく、メーカーや卸などとのデータ共有によるサプライチェーンの最適化を目指した実証実験を行う。

トライアルIoTラボ(リモートワークタウン ムスブ宮若)
トライアルIoTラボ(リモートワークタウン ムスブ宮若)

トライアルHD子会社のRetailAIの永田洋幸社長は「リテールDXの最先端基地を目指す。宮若市を世界初のリテールテックの街として、日本のシリコンバレーのようにしていきたい」と意気込みをみせた。

同プロジェクトは、流通業界における産官学一体での初の取り組みとなる。新たな地方創生の事例として他方面に広がる可能性もあるだけに今後の展開が注目される。