「麺神」を第4の柱に 新カテゴリー商品続々投入 明星食品

明星食品は今期、主力ブランドの強化と売上アップ、プロダクトポートフォリオマネジメントの推進、ノンフライ麺の強化、№1フレーバー育成(宮崎辛麺、酸辣湯、油そば他)、強みを生かした新カテゴリーの創造・創出にチャレンジする。21日、オンラインで開催した2021年秋冬戦略説明会で、豊留昭浩社長、中村洋一執行役員マーケティング本部長が明らかにした。

「前期は巣ごもり需要もあり、過去最高益を達成することができた」(豊留社長)と好調に推移した同社。特にロングセラー袋麺「チャルメラ」「中華三昧」は、「チャルメラ 宮崎辛麺」「中華三昧 酸辣湯麺」のヒットにより中心顧客層が30代まで拡大。課題としていた若年層の開拓に成功した。

2021年は前期特需の裏年となるが、「生活変化が起きた時は、消費者ニーズに変化が起きる時ととらえ、従来の即席麺カテゴリーだけでなく、麺を活用した新カテゴリーを提案。消費者の利便性を高めていく」(中村マーケティング本部長)とし、主力「チャルメラ」「中華三昧」「一平ちゃん夜店の焼そば」を継続強化するとともに、第4の柱と位置付ける「麺神」シリーズの育成、新カテゴリーの創造に取り組む。

「常識を超えた麺を味わう神旨な一杯」をコンセプトとする「麺神」は初年度売上目標を上回る好スタートとなったが、「もっとおいしく、もっと新しく。お客様の共感を」というテーマを掲げ、麺、スープ、デザインすべてを進化させた「新・麺神」にリニューアル。「麺密もっちり製法」の超極太麺は、これまでの即席麺にはなかった圧倒的な“かみ”応えを訴求。濃香(のうこう)スープもさらに強化した。9月13日に発売する袋麺「濃香醤油」「濃香味噌」(税込183円)、20日に発売するカップ麺「濃香醤油」「濃香塩豚骨」(税込248円)というラインアップ。

麺を使用した新カテゴリー商品が「ひとり〆ラー鍋」シリーズ。9月6日全国発売する。粉末と液体のダブル鍋スープに、〆のラーメン(80g)が付いたおひとり様用鍋の素。「麺までセットすることで、〆を用意する手間をなくした。カット野菜を使用することで、鍋一つでできる簡単設計」(阿部文武ブランドマネージャー)。〆のラーメンは、独自製法によるもちもち食感のノンフライ麺。「辛麺屋輪監修 宮崎辛鍋」「信玄監修 札幌味噌鍋」「大砲ラーメン監修 久留米豚骨鍋」(各税込194円)というラインアップが示す通り、人気ラーメン店監修のコラボ商品は話題性も十分だ。

たまご二つとフライパンで簡単に作れる「一平ちゃん夜店のモダン焼き風セット」(税込216円)は9月20日新発売。お湯入れ2分で湯切りしたカップ焼そばにたまごを2個投入。カップ焼そばの容器内で麺と卵を絡ませた後、フライパンで焼く(中火で2分、裏返して1分)だけ。後は皿に盛り、添付のソース、からしマヨネーズ、ふりかけをかけると、モダン焼(風)の出来上がり。カップ焼そば+ひと手間調理=モダン焼(風)という新提案だ。20~40代の単身者がターゲット。

4月に発売するや即完売した「もやしが超絶うまい」シリーズは定番商品として再登場。麺をおいしく食べるための素材ではなく、素材(もやし)をおいしく食べるための麺を提案する。8月30日に「もやしが超絶うまい辛まぜそば 辛旨ニンニク味 5食パック」を新発売。「チャルメラ もやしが超絶うまい まぜそば ニンニクしょうゆ味 5食パック」(各税込599円)も同時発売する。