ロボット導入に本腰の惣菜業界

ロボットといえばアニメのキャラクターやSFに登場する人造人間を指す時代があった。時が経ちロボットは産業分野で導入が進み、現在は娯楽、介護、医療、清掃、警備、愛玩などでも実用化され欠かせない存在になった。

▼最低賃金が全国平均で28円(3.1%)引き上げられることに。経済回復がままならない中での賃金引き上げは産業界にとって負担でしかない。特に中小企業では雇用情勢への影響も指摘されている。生産性向上待ったなしの状況が続く。

▼食品業界では、ロボットやAIを用いた生産工程の省人化が大きなテーマだ。中でも惣菜製造では、熟練作業者からの置き換えと技術導入のコスト面の障壁が高く、工程自動化がなかなか進まなかった。同分野は産学官連携が活発で、技術革新は日進月歩。実用化に向けた検証が進んでいる。

▼日本惣菜協会はRRIのロボット利活用推進WGに参画。食品TCで弁当や惣菜の盛り付け自動化と標準化を推進する。協会は「3年以内に形にできれば」と話す。実現すれば中小惣菜製造業の収益改善も現実味を増してくる。