メイカングループが一年半ぶり展示会 アフターコロナの市場示す

静岡メイカン 2021年夏季展示会
小寺仁康社長(静岡メイカン)
小寺仁康社長(静岡メイカン)

メイカングループ(旧静岡メイカン 静岡県浜松市、小寺仁康社長)は9日、アクトシティ浜松で「2021年夏季展示会」を開催した。コロナ禍で展示会開催を見合わせていたため、同社の展示会は1年半ぶり。厳重な感染症対策を敷いて実施した今回は、出展メーカー数を先着順の200社で計画(前回は約400社)し、最終的に240社(新規出展20社)による開催となった。

今回のテーマは、「コロナによる食の変化~ニューノーマルと歩み、新しい食の日常へ。」。

コロナ禍での食の変化を

①外食が減少し、スーパー、コンビニ利用が大幅に増加した
②巣ごもり当初のこだわり料理志向から、一皿で完結できる時短レシピ、手抜きレシピが人気
③健康意識の向上
④取り寄せ、ネットスーパーなど購入手段の変化
⑤自粛疲れにより自宅で外出気分を楽しみたい
⑥約8割の人は自宅での料理を継続し簡単でも健康的な食を求めている

――と分析。企画ゾーン「ご当地愛され商品&掘り出し商品」でグロサリー、チルド商品を品揃えして展示、提案した。

展示スペースではドライ、チルド、冷食メーカーが秋冬新商品の提案を行ったほか、「食の都 静岡」ブースでは、地元卸として地域の多彩な商品を品揃えした提案も好評だった。

会場では来場受付から出口に至るまでの導線を一本化し、会場内は展示スペースと試食スペースを分離してレイアウト。また、会場では伊豆山土砂災害での被災地の復旧・復興のため義援金の募金を行い、12日同社の沼津支店長が熱海市役所に届けた。

小寺社長は「メーカーが開発した優れた商品を小売業の皆さまに紹介し店頭化していただくのが卸の原点。展示会開催は迷いもあったが感染症対策を万全に整えた上で、アフターコロナにおけるビジネスにつなげていただきたいと考えた」と展示会開催について説明。

また、今期業績(2021年9月期)について「第3四半期を終えて特需の寄与があった前期の反動もあるが、特需以外はカバーできる」とし、売上高200億円を見込んでいる。

なお同社の通期業績および中部メイカングループの概況を説明する「年末経済講演会」を12月3日に開催する。