現代の技術で復活「追いこうじ製法」のみそ ハナマルキ

ハナマルキは9月1日、「無添加減塩追いこうじみそ 650g」を発売する。

他社にないみその新商品を作りたいという強い思いから、一度廃止となった「追いこうじ製法」を70年の時を超えて復活した。昨今の消費者ニーズに対応したみその新商品で新たな市場を開拓する。

近年、健康志向の高まりから発酵食品やこうじが注目を集めている。生みそ市場では、無添加や減塩カテゴリーが順調に成長。同社も主力ブランド「無添加シリーズ」が好調で売上げを伸ばしており、無添加・減塩みそは今後も消費者ニーズの高まりが予想される。

一方、減塩商品は「味が薄い」「満足できない」といった消費者イメージが根強く、同社は減塩とおいしさの両立を実現するため研究開発を重ねてきた。今回、たどり着いたのが同社伝統の製法である追いこうじ製法だ。

発表会で花岡俊夫社長㊨とマーケティング部の杉山麻衣子氏(ハナマルキ)
発表会で花岡俊夫社長㊨とマーケティング部の杉山麻衣子氏(ハナマルキ)

熟成させたみそにこうじを追加で配合し、再び熟成させる。二度の熟成による深いうまみや、米由来のまろやかな甘みを有する複雑な味わい、華やかで芳醇な香りが特長。こうじは同社標準比の2倍配合し、20%減塩でもしっかりとしたみその味わいと香りが感じられる。

追いこうじ製法は同社では昭和20年頃に実施していたが、生産効率などを考え、50年ほど前に一度その製法を廃止した。今回、現在の職人技術と新たな設備投資により、70年の時を超え、現代版の追いこうじみそとして復活した。

13日に開いた新商品記者発表会で花岡俊夫社長は「みそは消費者の志向に合った新しい商品を開発することで、新たな市場を開拓できると確信している」と意気込みを語った。