BTS起用でガムV字回復狙う ガーナプレミアムラインも ロッテ

ロッテはこのほど、秋季商品発表会を開催した。中期経営計画について、中島英樹取締役常務執行役員営業本部本部長は「連結売上高4千億円、営業利益10%以上を目指す。ブランド戦略をさらに強化し、国内を中心としながら海外構成比も伸ばしていく。既存カテゴリーの周辺領域および新領域の拡大にも取り組む」と述べ、具体的にはチョコレートのシェア№1、アイス1千億円、海外事業構成比20%以上を掲げ、主力ブランドでの選択と集中で実現を目指す。

20年度は、新型コロナ感染症による巣ごもり需要や利用機会の変化で、同社の主力ブランドは増加と減少が極端に分かれた。ビスケットやチョコレートカテゴリーは大きく伸長したが、ロッテの代名詞であるガムは打撃を受けた。ガムのリーディングカンパニーとしてV字回復を図るため、世界的に人気の高いBTSを起用し、7月末からCMやSNS媒体で大型キャンペーンを打ち、若年層の認知度向上につなげていく。

さらに、羽生結弦氏の起用でシニア層の訴求や幼稚園・保育園での喫食機会作りに取り組むなど全方位でキシリトールの強化を図る。また9月には健康意識の高まりを受け、機能性表示食品の「マイニチケアガム〈体脂肪を減らすタイプ〉」の発売も予定している。

ガーナブランドは“少し高価なチョコレート”の消費者ニーズが高まったことを受け、プレミアムラインを発売。とろける口溶けにこだわった生チョコレートや、新製法でみずみずしさを感じるフルーツショコラ、2層仕立ての大粒のトリュフをラインアップ。10月5日から新CMの配信も予定している。

洋酒チョコレートカテゴリーで圧倒的なシェアを誇るロッテは、売上№1・№2の「ラミー」・「バッカス」を20年度にリニューアルし、2品計で31.7%増と大幅に伸長した。さらなる市場拡大に向け、「アップルブランデー」の発売やラミー・バッカスのアイスの発売も予定し、間口の拡大で新規ユーザーの獲得を図る。また、ロッテECサイト限定で日本のクラフト酒を使用した「YOIYO」ブランドが好調、今後も新たな展開を予定している。

ビスケットカテゴリー№1ブランドの「チョコパイ」は、ロッテの常温NB菓子では史上初となるホワイトチョコレートをコーティングした「白いチョコパイ」や、三ツ星シェフ監修の「チョコパイ」を発売。チョコパイブランドでは、常温だけでなくアイスやチルドでの販売も予定しており、販売領域を拡大し消費者のブランド接点を高めていく。

そのほか、鬼滅の刃・ポケモンなどのキャラクターコラボや、知育菓子商品の発売などを予定している。