熱気乏しく五輪開幕へ

東京オリンピック開幕が2日後に迫った。パンデミック下、無観客(一部地域除く)での開催は史上初。おそらくは世界史に記録されるであろう世紀の大イベントを現地で体感できることを僥倖と考えるべきか。

▼都内では大会を盛り上げようとポスターが貼られているが、祝祭感はなく、数日後、本当にここでオリンピックが始まるのか、というのが実感。競技会場の熱気、臨場感も乏しいものになりそうだが無観客ならではの映像が見られるのではないかと期待している。

▼無観客の原因となった新型コロナウイルス感染症はデルタ株をはじめとする変異種への置き換えが進み、いまだワクチン接種率が一ケタ台の50代以下を中心に感染は拡大中。このため自宅で、テレビで、という観戦スタイルが主流になるのだろう。

▼家庭用の加工食品、惣菜、テイクアウトなどは商機到来だが、目の敵にされた感のある酒類を含め、業務用には厳しい夏となる。日本で、東京でオリンピックを開催する意味、レガシーとして何を残せるか、は置き去りにされたまま、オリンピックが開幕する。