「ラボ的役割」担うナチュラルローソン 20周年迎えシニア層にも照準 店舗数は「追いかけず」

ローソンのある男性社員が「家族が健康になれるコンビニ」を目指して提案し、実現したナチュラルローソン。2001年7月11日、コンビニ業界初の健康サポートに特化した店舗として、東京・自由が丘に1号店がオープンした。

店舗数は5月末現在で141店舗。展開エリアは東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県で、今後も首都圏を中心に展開し、店舗数を追いかけない方針を掲げる。

6日、発表した酒井勝昭新規事業本部本部長は「30年度については、150店舗(計画)と店舗数を追いかけず、首都圏を中心とした展開を考えている。コロナの影響でオフィスや商業立地の店舗が厳しい影響を受けたが、直近ではお客さまも戻りつつあり業績についても徐々に回復している」と語る。

今後の方向性としては、従来からの取り組みであるローソンのラボ的役割が大きいように思われる。

これまで「ブランパン」「もち麦おにぎり」「スムージーシリーズ」や紙製容器のお弁当などナチュラルローソンの商品・取り組みの一部をローソンへ拡大してきた。

「ブランド貢献については、ナチュラルローソンで得られたお客さまからのご意見や商品開発のコンセプトでラボ的な役割を果たしている。約1万4千500店のレギュラー・ローソンに、ブランドロゴのみならず、ナチュラルローソンの基準を満たした商品・ブランドを展開している」と振り返る。

中心顧客層が30~40代女性であることから、開発担当者の8割が女性で占められる。また、開発担当者のうち1人が管理栄養士、2人が栄養士の資格を持つ。

商品開発は今後も引き続き、環境やおいしくて健康に配慮して取り組み、ターゲットとしては女性層に加えて新たにシニア層を獲得していく。これは「会員カードの購買データから、女性に加えてシニアのお客さまにもご支持いただいている」傾向を受けた動きとなる。