「ブレンディ」「ちょっと贅沢な珈琲店」でココロあたたまる活動 メッセージ付き商品に感謝の声 味の素AGF

味の素AGF社は、コーヒーをはじめとする嗜好品で「ココロの健康」に踏み込んだ商品展開やマーケティング活動を強化していく。コロナ禍によるライフスタイルの変化が背景。外出自粛などでストレスや不安が増大し、生活の充実を求める行動が顕著になったと同社はみている。「ブレンディ」スティックや「ちょっと贅沢な珈琲店」で展開しているメッセージ付き商品はその一環。メッセージ付き商品は、個包装に「短所じゃなくて、チャームポイント」「悩んじゃうのは、君がやさしいから」といったさまざまなメッセージが添えられたもので、好評につき年を追うごとに展開を拡大している。

2日、発表した竹内秀樹社長は「ソーシャルワーカーの皆さまからも、コーヒーを飲みながらほっとできるときにメッセージがうれしかったとのお声をいただいている。企業メッセージの「いつでも、ふぅ」はまさに今、コロナ禍のココロの部分で貢献できる最大限の使命発揮分野だと思っている」と語る。

感謝や喜びの声が寄せられた(ブレンディ/ちょっと贅沢な珈琲店 メッセージ付きスティック)
感謝や喜びの声が寄せられた(ブレンディ/ちょっと贅沢な珈琲店 メッセージ付きスティック)

ココロの部分での貢献に向けて、武岡正樹常務執行役員はライフスタイルの変化に着目する。武岡常務は、博報堂生活総合研究所の調査結果を引き「3人に1人が在宅勤務されている。ワクチン接種が増えてコロナ前に戻ることもあると思うが、効率的な働き方を享受されている方は多く不可逆的に定着する部分もあると考えている」との見方を示す。

博報堂生活総合研究所が首都圏・名古屋圏・阪神圏の20~69歳の男女1千500人に向けて今年5月に実施した「新型コロナウイルスに関する生活者調査」によると、不安度・行動の抑制度ともに全項目で前月より増加した。

控えている行動としては、「不要不急の外出」が5月に85.1%(20年3月比12.6ポイント増)、取り組んでいる行動としては有職者ベースで「テレワーク」が5月に32.2%(20年3月比14ポイント増)となった。

また、料理や動画配信サービスの視聴で高いスコアを出した自宅での過ごし方に関する別調査からは「個々人が自分と向き合う、もしくは家族と向き合う時間を充実される動きがみてとれる」とした。

これらの変化をとらえ、同社はRest(休息)・Relaxation(安らぎ)・Refreshment(気分一新)の3Rの提供価値に磨きをかけることで、ココロの健康にも貢献していく。

武岡正樹常務執行役員(味の素AGF)
武岡正樹常務執行役員(味の素AGF)

リモートワークの定着化については、オンとオフの切り替えが難しくなってきていることに着目する。「通勤がないというメリットもあるが、30分・1時間単位でびっしりスケジュールが組まれたり、終業時間であるにもかかわらず上司からメールが入るといったお声を聞くと、メンタルの切り替えが難しくなるというデメリットもある」と述べる。

働き方が変わる中で「生活導線のどこにプラスファルファーの価値を提供すると、お客さまがより心地よく過ごすことができるか」のポイントを探る。

「以前だと、仲間と一緒にランチ、飲み会があったが、そういったものが少なくなり非常にストレスを感じられている方は多いと思う。『辛』の上に棒を一本足すと『幸』になる。本当に辛い状況の中でも、一杯のコーヒー・嗜好飲料が、本当にちょっとしたきっかけではあるが、幸せのひとときを提供できるようになればいいという一心で、さまざまな角度、さまざまなシーン、さまざまなお客さまに対応した製品を幅広く発売していく」と意欲をのぞかせる。