コロナで増す「食事への罪悪感」

ある食品メーカーが外出自粛期間中の食生活に関するアンケートをまとめた。5月下旬から6月上旬にかけて20~60代の262人が回答。コロナ禍で外出自粛が続く中、昨年2月以前と比較した「食事への罪悪感」について尋ねたところ、41%が「増えた」と答えた。

▼昨年5月時点の調査結果55%より14ポイント減少したものの、依然としてコロナ前よりも罪悪感を覚える人が多い結果となった。普段の食事では「特に罪悪感はない」人が3%にとどまり、それ以外の人は何らかの罪悪感を抱いている。

▼カロリー、糖質、塩分過多などに罪悪感を覚える人は過半数を占め、健康意識の高まりとともに食生活への罪悪感も顕在化。4人に1人は、フードロスや環境破壊など社会問題への加担に「罪悪感がある」と回答。SDGsに対する意識も家庭の食卓に広がりつつある。

▼外出自粛、内食機会の増加により、普段の食事とそれが地球環境や社会に及ぼす影響まで考える人が増えているようだ。罪悪感のない食事をいかに提案するか。食品産業がどのように応えていくのか注視したい。