東京五輪 無観客開催が決定 直前まで翻弄されたスポンサー企業

この夏、東京2020オリンピック・パラリンピック(東京五輪)が開催される。

「2020」となっているのは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で1年延期されたため。延期決定当時、1年後にはコロナ収束の見通しであったが、その見通しは外れ、開催をめぐりえんえん議論される中、7月8日、ほとんどの会場で無観客開催が決定された。開会2週間前のことである。

その前には観客への酒類の販売や提供についても検討から一転して見送られた。

このようにスポンサー企業は開催直前までとことん翻弄された。

街中に掲げられるフラッグ
街中に掲げられるフラッグ

まず昨年の延期決定の時点でマーケティング活動の大幅な変更を余儀なくされ、その後も観戦チケットが当たるキャンペーンなどの施策が打てずにいた。

加えて、これはスポンサー企業に限らないが、3月に海外客の受け入れを断念した時点でインバウンド需要の夢は完全に潰えた。

こうした中、スポンサー企業は環境に抗わず、与えられた環境で精いっぱいのことをしているように見受けられる。

ワールドワイドパートナーの日本コカ・コーラは13日、オリンピック・パラリンピック開会式のアスリートパレードで各国や地域の名前を掲げながら各選手団を先導する「プラカードベアラー」50人を選出したと発表した。

4月1~30日にわたり募集したところ、全国各地の10代から80代までの幅広い年代から多数の応募があったという。

「プラカードベアラー」50人を発表(日本コカ・コーラ)
「プラカードベアラー」50人を発表(日本コカ・コーラ)

応募者は、延期となった1年分の想いを文章と写真、またはビデオレターで表現。この中から選出された50人は「オリンピアンをはじめスポーツ経験者、スポーツの振興にかかわる人、国際交流活動や福祉活動、ボランティア活動に取り組む人、LBGTQの社会活動に取り組む人、障がい・疾病を持つ人、医療関係者、日本の伝統文化を継承する人など多様なプロフィールを持つ人たち」(日本コカ・コーラ)という。

今回の東京2020オリンピック開会式「プラカードベアラー」に続き、今後、東京2020パラリンピック開会式の「プラカードベアラー」が決定される。

なおオリンピックは23日の開会式に先立ち21日から女子サッカーなどの競技がスタートし8月8日に閉会。パラリンピックは8月24日に開会し9月5日に閉会する。