ロック・フィールド コロナ禍で需要高まる生活圏へ出店シフト 冷食の卸売を拡大

ロック・フィールドは都心部の百貨店やエキナカなどの既存店舗をベースとしながらも、今後は郊外の商業施設や駅ビルなど生活立地圏への出店を強化する方針を示している。

コロナ禍により、都心ではなく生活圏内で買い物を済ませたいという消費行動が広がっており、郊外型の商業施設もこうした消費動向を意識し、食品フロアの再編を進めている。その中で、同社に対する誘致の引き合いが増えており、日常的な商品の品揃えを強化するなど、新たな業態モデルを模索する考えだ。

また、自社ブランド商品の卸売やオンラインショップにも力を入れる。同社の21年4月期業績は百貨店の休業や時短営業の影響を受け、売上高は前年比91.8%の減収となった。客単価は安定して前年を上回り推移したものの、客数はテレワークの浸透や外出自粛により低迷した。その一方で自社オンラインショップの売上げは増え続けている。そこで今期、オンラインショップの売上高は2倍を目標とする。

商品面ではサラダやデリカのキット、コロッケなどの冷食が好調で、冷食はすでに一部生協などへ卸している。今後も小売やEC向けの販売を広げる考えだ。「店舗以外で、RFの商品を買いたいというお客さまが多いのを感じている。冷食の商品開発に本腰を入れ、RFの名を冠し差別化のできる商品を展開していきたい」(中祖一郎経理部長)。また、キットに関しては既存店舗と自社のオンラインを中心に展開する。

同社は昨年10月、静岡ファクトリーに第4棟を竣工した。この新棟に冷食ラインを設け収益モデルとして確立させるとともに、現在は手詰めが中心のキットも「自動化できるような売上規模を目指す」(同)としている。