スターゼン 富士総合食品と提携 機内食ノウハウ活用へ

食肉卸大手のスターゼンは、機内食事業などを手掛ける富士総合食品と業務提携契約を1日付で締結した。

両社はこれまで、食品加工業務の委託などを主体に取引を拡大。今回の提携では、機内食やホテル・レストラン向けの食品で高い技術力を持つ富士総合食品の経営資源と、食肉の加工・販売、食肉製品などの製造・販売などにおけるスターゼンの強みを組み合わせ、相互の加工食品事業の発展を目指す。

6日の発表会でスターゼンの横田和彦社長は、富士総合食品とのこれまでの取引を振り返り「何よりもすごいのはスピード感。そこにほれ込んだ。機内食業界では当たり前のことだそうだが、こんなに早くできてしまうのかと驚いた」と称賛。

さらに、「ずっと片思いで、いつかご一緒に仕事したいと思っていたので、今回本当にうれしく思っている。新しいお客さまに、買ってよかった、また食べたいと思っていただける商品をたくさん出していきたい」と述べた。

現在はコロナ禍で海外との往来が激減し、機内食向けの工場稼働率は平時の5%程度にまで落ちているという富士総合食品。田中英之社長は「機内食で培ったノウハウを十分に生かし、この業務提携を成功させたい」と意欲を語る。

成田空港に近い富里第2工場では従来も1階でスターゼン向けの製品を製造してきた一方、機内食を製造する2階部分は現在休止中だといい、今回の提携によって稼働率の回復につなげたい考え。

今後はスターゼンでフードサービス向け商品などの開発を手掛けるメンバーが、富士総合食品の工場に常駐。両社が一体となり商品開発に当たる。