「おうち」にも多様なニーズ

コロナ禍以降、「おうち」という言葉を目にしたり耳にしたりする機会が増えた。「家」でも「自宅」でもいい気がするが、不安感の大きいこのご時勢には「おうち」からイメージされる安心感、ゆったり感が必要ということかもしれない。

▼東京に4度目となる緊急事態宣言が発令された。対象は東京と沖縄の1都1県、まん延防止等重点措置の対象は大阪と埼玉、千葉、神奈川の1府3県。全国的な措置ではないが、東京への緊急事態宣言発令のインパクトは大きい。

▼期間は8月22日まで。夏休み、お盆に、五輪が重なり、本来であれば外出や移動の機会が増える時期だ。しかし、そんなことを言っている状況ではない。この夏も自粛の夏だ。「おうち時間」にどう向き合うかがテーマになる。

▼食でいえば「おうちごはん」を前向きにとらえたい。テイクアウトやデリバリーを利用するのもいい。短時間で簡単にできる料理を作るのも、外食でしか味わえないような本格的な料理を作るのもいい。そのさまざまなニーズにどう応えるかが業界に共通するテーマの一つになる。