ヒガシマル醤油 好調続く「うどんスープ」 麵類用調味料定着へ仕掛け

ヒガシマル醤油の西賀眞東京支店長付副部長は、このほど全社の前期および今期上半期の販売状況を説明した。

それによると2020年度の業績はコロナが影響し、家庭用は伸長したが、業務用がマイナスとなり、全体では減収減益だった。今年度上期は、業務用関連は当初の想定値と大きく乖離し、厳しい環境だった。家庭内調味料需要は引き続き好調だが、昨年の特需の反動が出た。

昨年度の醤油カテゴリーは、巣ごもりによる家庭内調理の拡大で500㎖PET商品が伸長。「超特選丸大豆うすくち吟旬芳醇400㎖」「牡蠣だし醤油400㎖」など中容量、高付加価値商品が好調を維持、特に「牡蠣だし醤油」は採用率、販売点数とも2014年の発売以来、年々伸長。業務用は外食の休業や時短営業の影響で1.8ℓや10ℓ商品が大きく減少した。

粉末カテゴリーは、巣ごもり需要の拡大で伸長。「うどんスープ」は全国的に伸ばし、特に東日本の伸びが目立った。「そばスープ」「ラーメンスープ」「ちゃんぽんスープ」など周辺商品も好調で、東日本を中心に認知度を上げ、引き続き麺類用調味料の定着を図っていく。

液体カテゴリーは、家庭用の「めんスープ400㎖」「京風割烹白だし」は二ケタ伸長。業務用は失速したが、テイクアウト需要の拡大を受けて、「素材を生かす和風から揚げのたれ」や「たれ落ちしにくい甘酢あん」が二ケタ近く伸びた。

今春発売した新製品の「蛤と帆立白だし」は、貝類だしを手軽に食べたいというニーズに合わせ、淡口醤油の特徴を生かした白だしのラインアップ化を図り、継続して価格訴求の取り組みを強めている。

市場では、前年同時期に比べると人出は回復基調だが、飲食店は閑散としており、業務用調味料は居酒屋を含めた外食の回復を待つとともに、業態構成の見直しを図る。家庭用は、引き続き麺類用調味料の定着に向けて、売場でのさまざまな仕掛けを実施する。

TVCMなどは9月以降、主力商品で展開を予定。「うどんスープ」などの認知が年々高まっているため、秋から粉末キャンペーンを計画している。