「失敗恐れず前進、内外から愛されるAGFに」 営業畑出身、明るさが持ち味 竹内秀樹新社長が意欲

6月22日から現職の味の素AGF社の竹内秀樹社長は7月2日開催された発表会で「新体制になったからといって大きく変わることは全くなく、今まで通り経営方針を踏襲して進めていく」と語った。

副社長から昇格した竹内社長は品田英明前社長の片腕として、ともに経営戦略を練り上げ、昨年、2020-2022年中期経営計画が発表された。同中計は味の素グループの中計に即した内容で、コロナ禍の影響を考慮して売上げ・利益の数値目標は設けず生活者の心身の健康に貢献することが最大の経営方針に掲げられている。

基本方針は「AGFスペシャリティ(高付加価値化の技術)の徹底追求による価値創造」と「社会・生活者の課題解決への貢献」。この2つを「確実に実践し、進化し加速させることが私のミッションだと思っている」。

基本方針や基本戦略を踏襲しつつ、新風を吹き込むべく、持ち前の明るさで周囲を盛り上げていく。

「営業畑が長く、お客さまといろいろお話しをさせていただいた経緯から私自身を分析すると、明るさが私のウリだと思っている。幼稚園3つ・小学校2つ・中学校2つの転校生人生で自ら話しかけて心を開きながら友達を多くつくれるタイプだった」と自己分析する。

この「自ら話しかけて心を開く」スタンスは今も変わらないという。

「フランクで話しやすいというと少し軽々しいが、そんなキャラクターを生かしながら『社員も大好きなAGF』また『社外からも愛されるAGF』を推奨していきたい」と意欲をのぞかせる。

社員には失敗を恐れずチャレンジしていくことも推奨していく。

「新たなチャレンジをしていくには失敗を恐れず前進していくことが大事。『これをやったら怒られる』という発想ではなく、意見を主張し、それを吸い上げて失敗を恐れず進む。これが新たな会社の成長戦略を加速させる第一歩」との見方を示す。

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竹内社長は1961年1月6日生まれ(60歳)。兵庫県出身。1984年、早稲田大学法学部卒業後、味の素社に入社し、営業職に配属。「配属当初は大手量販店さまの店頭フォローなどフィールド活動を中心に行い、その後、企業さまの本部を担当するようになった」と振り返る。

以降、東京支社関東支店長(08年)、九州支社長(09年)、味の素冷凍食品執行役員マーケティング本部副本部長(12年)、味の素執行役員・味の素冷凍食品取締役常務執行役員マーケティング本部副本部長(13年)、味の素執行役員東京支社長(15年)、常務執行役員食品事業本部副事業本部長(16年)を歴任し、19年6月からAGF副社長。

「趣味はあまりないが、車が好き。妻と一緒のときもあるが、箱根・湘南・三浦方面へとひとりで転がしてリフレッシュしている」という。