豆乳生産量 過去最高更新へ 若年層の開拓が課題

日本豆乳協会は6月29日、都内ホテルで今年度の活動発表会を開催。今年4月から会長に就任した藤村公苗氏(キッコーマンソイフーズ社長)、副会長に就任した加藤一郎氏(マルサンアイ取締役)、新事務局長に就任した杉谷智博氏の3氏が方針および取り組みなどを発表。その後、会員会社のキッコーマンソイフーズ、マルサンアイ、ポッカサッポロフード&ビバレッジ、ふくれんの担当者が新製品やキャンペーンなどについて説明した。

藤村会長 健康志向が高まる中で豆乳市場はかなり浸透、定着してきた。生産量は、2009年度以降、昨年まで12年連続して前年を超え、11年度から10年間続けて過去最高を更新。特にこの10年間は倍以上に膨らみ、昨年度は43万1千㎘となった。

飲むだけではなく、料理用など用途も広がり、特に無調整豆乳が伸びた。コロナによる巣ごもりで、昨年上期は白物を中心とした大型容器が順調だった。下期は、巣ごもり需要がひと段落し、外出制限や店頭販促、特売が減少したため、悪くはなかったが上期に比べると低調だった。

昨年の反動により、今年1~3月は久々に前年を割ったが、心配はしていない。下期に向けてワクチン接種が進み、店頭販促や特売も始まれば、需要は戻ってくるとみられ、通期では過去最高を更新するとみられる。

オーツミルクやアーモンドミルクなど他の植物性飲料も増えているが、豆乳は日本人に最もなじみ深く、植物性飲料の中心になるものだ。決して否定的には考えておらずトータルで増えればいい。豆乳のヘビーユーザーは40~60歳だが、今後は若年層開拓が課題で、間口、奥行きをとらえて習慣化し、料理向けの啓発などコト訴求も推進していくことも重要だ。

加藤副会長 豆乳は飲料として認知されているが、昨今、豆乳をベースにした豆乳ヨーグルトやチーズタイプの商品も出回っている。さらに、外食メニューへの導入や加工食品原料への利用なども進んでいる。今後は飲む豆乳から食べる豆乳にも用途を広げ、市場の拡大、成長に尽力したい。

杉谷事務局長 21年度は「いつでも、どこでも豆乳生活」をメーンテーマに豆乳の普及のための啓発活動を展開する。主な事業は「第8回豆乳レシピ甲子園」「第9回豆乳資格検定」「豆乳食育移動教室」「スポーツ豆乳キャンペーン」など。また、ホームページや公式Twitter、ニュースレター、なんでもわかる豆乳あるあるマップなどのコミュニケーションツールを活用して普及活動を展開する。