H2O 関西ドミナント化戦略加速へ 駅ナカコンビニ「アズナス」ローソンに転換

エイチ・ツー・オーリテイリング(H2O)とローソンは24日、「包括業務提携契約」(5月7日に締結)締結の記者会見を行った。H2Oが以前から掲げている「関西ドミナント化戦略」をローソンとの提携で加速させ、リアルとデジタルの両面で新しいサービスや事業を開発し、既存店の活性化や関西エリアでの新ビジネスにつなげていく。提携の具体的事項として、まずはH2Oの駅ナカコンビニ「アズナス」98店舗のローソンへの転換を7月26日から、百貨店EC商品の全国のローソン店頭での受け取りを21年度下期始動を目指す。

アズナスはコロナ禍でさらに厳しく、前年度は赤字に陥っていた。荒木直也H2O社長は、アズナスの課題に「商品力とロス管理など含めたオペレーション」を挙げ、6月から従業員向けアズナスを先行してローソンの商品やオペレーションに転換したところ、売上げが「数十%上がった」(荒木社長)とし、今後の転換に期待が持てるスタートを切った。

今回の提携の主軸にはH2Oの「関西ドミナント化戦略」がある。ローソンの竹増貞信社長も「コンビニはこれまで全国標準化で進めてきたが、今後の成長は地域密着、個店主義にあり、関西ドミナント化戦略は、われわれの今後の方針に合致する」と語った。

今後はH2Oが有する百貨店(阪急阪神百貨店=全国16店舗、うち関西地区12店舗)、スーパー(阪急オアシス、イズミヤ合計182店舗すべて関西地区)と、ローソンのコンビニ(全国約1万5千店舗)、スーパー(成城石井)などのリアル店舗にデータ活用などのデジタル機能を組み合わせ、アフターコロナを見据え「顧客起点」で新たな形を模索する。