要注意!梅雨の晴れ間の気温急上昇 キリンビバレッジが薦める熱中症対策とは

発汗は体温を下げるのに効率的な方法で、汗が蒸発するときの気化熱で皮膚から体内の熱を逃している。しかし、体内の水分が不足して汗がかけない状態になると、体内の熱を逃すことができなくなる。

熱中症とは、体内に熱がこもり、または急激に汗をかくことで体内の水分・塩分が奪われ、体温を調整がコントロールできなくなる機能障害を意味する。

消防局では深部体温(内臓の温度)38・5℃を警戒体温として注意を呼び掛けており、細胞は42℃でたんぱく質が固まり死に至るという。

熱中症対策アドバイザーの資格を持つキリンビバレッジ営業部価値営業推進担当の小川絵里子氏は4日に開催された熱中症対策セミナーで、熱中症で次の7つの症状が見られると指摘する。

めまいや立ちくらみがする、頭痛がする、生あくびが出る、手足のけいれん、吐き気や嘔吐がある、口の中が強く乾く、体がだるくなる――。
 
次に熱中症になりやすい環境については、気温が高いときにとどまらず「気温が低くても湿度が高いと、汗が蒸発しにくくなるのでリスクが高まる。そのため、梅雨の合間の急に気温が上がったときなど暑さに体が慣れていないときに、熱中症にかかる人が多くなる」と説明する。

高齢者では住宅での熱中症の発生が半数を超えていることや、マスク着用時はマスクをしていないときに比べて身体に負担がかかることにも警鐘を鳴らす。

熱中症対策アドバイザーの小川絵里子氏(キリンビバレッジ)
熱中症対策アドバイザーの小川絵里子氏(キリンビバレッジ)

また、室内での熱中症対策のポイントとしては

①風通しをよくすること
③窓から射し込む日光を遮ること
③我慢せず空調設備を推奨室温28℃で利用すること

――の3つを挙げ、その中で空調については「少し暑いときには設定温度を下げるよりもエアコンの風量を強くするか扇風機を使うと涼しく感じることがある」と補足する。

水分補給については「軽い脱水症状のときは喉の渇きを感じないことがあり、喉が渇く前に飲むことが大事。出かける前にはコップ一杯を夏の習慣にしてほしい。特にマスク着用時は喉の渇きが感じられにくいこともあるので注意が必要」と述べる。

水分とともに塩分も一緒に補給する必要性も訴える。「塩分を摂らずに水分ばかり補給していると、体内の塩分濃度が低下し体液が薄まる。すると体液がそれ以上薄まらないように喉の渇きが止まり、さらに体液を元の濃さに戻そうとするために余分な水分を尿として排出し、逆に脱水症状や熱中症が起こりやすくなってしまう」と説明する。

キリンビバレッジの熱中症対策飲料
キリンビバレッジの熱中症対策飲料

キリンビバレッジでは、熱中症という社会問題の解決と「世界のkitchenからソルティライチ」をはじめとする同社の熱中症対策飲料の販売を通してCSVの実現に取り組んでいる。

現在、全国の同社営業担当社員を中心に112人が熱中症対策アドバイザーの資格を取得し、今年度は新たに125人が資格取得を予定している。

熱中症対策アドバイザーは、全国の地方自治体・官公庁・企業・民間団体が一体で取り組む「熱中症予防声かけプロジェクト」主催の資格で、資格取得者は各地で熱中症対策セミナーを実施し熱中症に関する知識や熱中症対策の啓発を行っている。

「昨年は2年連続で全国の小学校に熱中症対策啓発冊子を30万部配付し、オンラインでのセミナーも実施した。このような活動が評価され、熱中症予防声かけプロジェクト主催の『ひと涼みアワード』で4年連続の最優秀賞を受賞した」と振り返る。

今夏も引き続き熱中症対策セミナーに協力し、全国の小学校に新しい生活様式に対応した熱中症対策啓発冊子30万部配付するほか、「世界のkitchenからソルティライチ」の小学校保健室へのサンプリングを計画している。