アーモンド、地位盤石 「ナッツといえば?」首位 可能性広がる植物由来食

「ナッツといえばアーモンド」。カリフォルニア・アーモンド協会が実施した消費者調査で、そのゆるぎない存在感が改めて示された。

調査は日本を含む10か国で各1千人を対象にインターネットで昨秋実施。2日に開催したオンラインセミナーで結果が発表された。

「ナッツといえば、どのようなナッツを最初に思い浮かべますか?」との質問にアーモンドと回答したのは36%でトップ。19年の前回調査で首位陥落したピーナッツ(26%)、3位のマカダミア(12%)などを引き離し、その差も広がった。スナックとして頻繁に食べるナッツでもアーモンドは34%と№1だったほか、チョコレートに含まれるナッツとして想起するとの回答では44%とダントツだ。

また各種の特徴に最も当てはまるナッツを聞く質問では、「カリッとした食感」「健康的」「美容に最適」「栄養が豊富」といった特徴でアーモンドはいずれも首位。より具体的なアーモンドの機能性を示した上で摂取への意向をたずねた質問では、「肌の健康」「記憶力の向上」「シワの減少」などのキーメッセージが購買意欲を高めるとして上位にランクインした。

同協会で日本・韓国担当市場開発コンサルタントを務めるミュリエル・キム氏は「日本の消費者は引き続き、アーモンドを『非常に栄養価が高く、美容に良い、歯ごたえのある』スナックととらえており、一番に選択される間食となっている。またアーモンドは『肌に良い』ということが、食べたいと思わせる特徴として1位。アーモンドの購買意欲は、今後より一層高められる機会があることが分かる」と話した。また貿易担当アソシエイトディレクターのハービンダー・マン氏によれば、昨年来の新型コロナ感染拡大の影響から、消費者が食品を購入する際に健康面や環境、娯楽といった要素をより重視するようになっていることがグローバル調査で分かったという。

中でも植物由来食品への需要の高まりは、ヘルシーな植物性スナックとしてのアーモンド製品の成長を促す追い風だ。

マン氏は「植物由来のスナックはあまりおいしくないと考えられがちだが、近年はフレーバー、健康面ともにさまざまな革新がみられる」として、チュロス味やキャロットケーキ味のプロテインバーなど、従来の枠組みにとらわれない製品が世界的に増えていることを紹介。プロバイオティクスやケトジェニックダイエット、ヴィーガンなど近年の食トレンドとも相性が良く、現代のライフスタイルに合致した有望な食材であることを強調した。
ナッツといえば最初に思い浮かべるのは? アーモンド