ミツカングループ 生活者に寄り添った提案 レシピの「コト化」推進も

ミツカングループは2021年度(22年2月期)の取り組みを明らかにした。中埜裕子Mizkan Holdings社長は2日のオンライン会見で「未来ビジョン宣言の実現に向けて、コロナ禍で大きく変化した生活者の社会や環境に対する価値観に向き合い、新しい食生活に寄り添った提案を進めていく」と強調。吉永智征Mizkan社長兼CEOは日本+アジア事業について「お酢で日本を元気に!」「レシピのコト化」をテーマに提案を進めていく考えを示した。

中埜社長は「新型コロナウイルス感染拡大防止に努めながら食品メーカーとしての責務を果たす」とした上で、未来ビジョン宣言の実現に向けた提案を進める考えを明らかにした。

北米事業については、既存事業の変革と付加価値の高い新商品開発を推進しミレニアル世代やZ世代に向けた販売チャネルやコミュニケーション戦略を構築する考えを、欧州事業については市場でのトップブランド「ブランストン」「サーソンズ」に未来ビジョン宣言に沿った新たな価値を吹き込む新商品開発に取り組む考えも示した。

吉永社長は「以前にも増して高まった健康意識に応える提案、食事や調理のおいしさ、楽しさを通して家族のコミュニケーションや絆を深める提案、今後さらに伸長していく即食需要を踏まえた内食、中食、外食の垣根を越えた提案など、生活者の食における体験価値を高め、支持を得ることを通じ、さらなる成長につなげていく」と語った。

具体的には、まず食酢を中心に健康意識を喚起する提案を進める考えを強調した。また、ライフステージに沿ったレシピ提案を行い、調理と喫食を通じて食の原体験を共創。「NEOしゃぶ」「板前ベイビー」「デュエットクッキング」といった料理をもっと、おいしく、楽しくするレシピ動画を用意し、「みんなのキッチンプロジェクト」として提案を進める考えを示した。

濱名誠久ZENB JAPAN社長はZENB事業の取り組みについて「『ZENB initiative』のコミュニティの構築やそこでのコミュニケーションを活性化させ、ZENBブランドの認知拡大を通じて、未来ビジョン宣言への共感・共鳴を醸成し、引き続き、新しい食生活を提案するビジネスモデルの構築、さらなる商品開発に取り組んでいく」と語った。